納期3ヶ月待ち!?大人気新型SUV、トヨタ C-HR(CHR)最新情報(2/3)

納期3ヶ月待ち!?大人気新型SUV、トヨタ C-HR(CHR)最新情報
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新型SUV、トヨタ C-HR(CHR)とは?

※以下の文章は、2016年10月6日時点での情報です。

今は小さなクルマに代替えするユーザーが増えて、軽自動車やコンパクトカーが人気を高めたが、趣味性を感じさせるジャンルとしてはSUVも注目されている。販売ランキングの上位から中堅には、ホンダヴェゼル、日産エクストレイル、トヨタハリアーなどのSUVが並ぶ。

SUVはもともと悪路を走るためのクルマとして生まれたが、最近は個性的な外観と実用的な機能の両立で好調に売れている。ボディの下側は大径サイズのタイヤなどによって力強い雰囲気が演出され、上側は5ドアハッチバックやワゴンと同様の形状だから、居住性や積載性も優れている。このバランスの良さが魅力だ。

そしてこれから登場するSUVの中で、最も注目されるのがトヨタのコンパクトSUV、新型C-HR(CHR)だろう。

C-HRは、2014年のパリモーターショーでコンセプトモデルが世界初披露された。その後、東京モーターショー2015でもコンセプトモデルが日本初公開となった後、2016年3月のジュネーブモーターショーではC-HRの市販モデルがワールドプレミア。そして、いよいよ販売が開始される。

エンジンは新型プリウスと同じ1.8Lエンジンをベースにしたハイブリッドモデルと、オーリスと同じ1.2Lのガソリンターボモデルを搭載する。プラットフォームも新型プリウスから採用が開始されたTNGAだ。そのためメーカーによる正式名称ではないが、一般ユーザーの間ではプリウスSUVと表現することもあるようだ。

C-HRを発売後に契約すると、納期は6ヶ月まで伸びる可能性が

注意したいのは、販売店では9月中旬時点でC-HRの資料を用意して、早くも顧客を募っていること。すでに順番待ちの列ができつつある。

そのためにC-HRの発売後に試乗を行って契約する本来の好ましい買い方をすると、納期が6ヶ月前後まで伸びる可能性が高い。ユーザーは乗らずに契約するか、納得してから契約して長い納期を我慢するかという選択を強いられてしまう。

メーカーとしては、予め受注を募れば販売動向が分かって生産計画を立てやすく、発売後の納期も迅速となる。メーカーの都合のためにユーザーを待たせるのが、今の日本の自動車販売では当たり前になった。これは、トヨタに限らず大半のメーカーに当てはまる。

C-HRは2WDのハイブリッドエンジンとガソリンターボエンジンの4WDをラインナップ

トヨタ C-HR

エンジンはプリウスと同じ1.8Lエンジンをベースにしたハイブリッドエンジンと、オーリスと同じ1.2Lガソリンターボエンジンになる。

駆動方式は、ハイブリッドが前輪駆動の2WDのみ、ガソリンターボは4WDのみだ。

プリウスが搭載する4WDは後輪をモーターで駆動するため、リア側の最高出力は7.2馬力、最大トルクは5.6kg-mと小さい。後輪駆動の上限速度も時速70kmに抑えた。そこでSUVの性格を考えてハイブリッドを2WD専用に割り切ったのは理解できるが、ガソリンターボには4WDのほかに2WDを用意しても良いだろう。2WDで十分と考えるユーザーには、価格が20~25万円安くなって燃費も向上するからだ。

ハイブリッドの動力性能はプリウスとほぼ同じ。エンジンとモーターの駆動力を合計したシステム最高出力は122馬力で、パワフルとはいえないが、不満のない加速力を備えていると思う。

C-HRの燃費、目標値は30km/L!

トヨタ C-HR

C-HRのJC08モード燃費の目標値は30km/Lとされ、その通りになればホンダ ヴェゼルハイブリッドの燃費27km/Lを上まわる。トヨタ プリウスの燃費37.2km/Lには達しないが、SUVではナンバーワンとなる燃費性能だ。

1.2Lガソリンターボは、最高出力が116馬力(5200~5600回転)、最大トルクは18.9kg-m(1500~4000回転)だから、数値はオーリスの120Tと等しい。

これも特に性能が高いわけではなく、4WDの採用に伴う80kg前後の重量増加も生じるが、実用回転域の駆動力を重視しているので運転はしやすいだろう。

サスペンションは前輪側がストラット、後輪側はダブルウイッシュボーンで、TNGAのプラットフォームを使うために走行安定性と乗り心地には期待が持てる。最低地上高が低いこともあり、動力性能よりもシャシー性能が勝る走りのバランスが優れたSUVになりそうだ。

安全装備もプリウス同様、トヨタセーフティセンスPを全グレードに標準装備

トヨタ C-HR

グレードは、ハイブリッドエンジン搭載モデルがベーシックなハイブリッドSと上級のハイブリッドG。1.2Lガソリンターボエンジン搭載モデルは、S-Tと上級のG-Tを用意する。

GにはLEDフォグランプなどが備わるが、Bi-Baem(バイビーム)LEDヘッドランプはすべてのグレードにわたってオプション設定だ。ハイブリッドでは100V/1500Wの電源コンセントもオプション装着できる。

安全装備はプリウスと同様のToyota Safety Sense P(トヨタセーフティセンスP)をすべてのグレードに標準装着する。ミリ波レーダーと単眼カメラをセンサーとして備え、歩行者も検知して緊急自動ブレーキを作動させることが可能だ。運転支援の機能として、車間距離を自動制御できる全車速追従型のクルーズコントロールも備わる。

ボディカラーはイエローや明るいグリーンなど、個性的な色彩も選べる。フロントマスクなどの外観デザインが個性的だから、色彩の選び方によっては相当に目立つだろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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