小さなトミカが”実車まんま”過ぎる理由を探る|みんなのミニカー、TOMICA(トミカ)のひみつにせまる! Vol.3
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:小林 岳夫・タカラトミー
優れたプロポーションを実現するノウハウ
トミカは手のひらに収まるサイズに実車の個性や特徴が見事に凝縮されています。プロポーションだけでなく、ディティールも凝っています。しかもご存知の通りトミカの車体は一貫して、基本的にはダイキャストでできています。細かな再現が難しい素材でも見事な再現度を誇ります。
また、テーブルの上にあるトミカを眺めるような角度で実際にクルマを見ることはあまりありませんので、実車通りの寸法を約1/60前後に縮小しても、印象が違ってしまいます。
「手のひらに乗せた時に実車のイメージに近づくように」デフォルメをしているのだそうです。
どこをどのようにデフォルメしたらいいのかという感覚的な部分は、長年にわたって積み重ねられたミニカー作りのノウハウが遺憾なく発揮されているポイントではないでしょうか。
そして小さな車体に組み込まれたギミックには大人も感激!
2018年6月発売予定のNo.132 横浜市消防局 特別高度救助部隊 機動けん引工作車では、レッカー装置回転・伸縮・上下/アンダーリフト可動/ウインチ回転が行えるほかクレーンのワイヤーが紐で再現されていて伸びるギミック、クルマの前輪を載せて運べるギミックまで装備していて注目です!
見事な再現性の一方で高い安全性や丈夫さも求められるトミカのミニカー
さらに高い安全性もトミカの大切なポイント。精巧にクルマを再現するだけではいけません。
トミカは大人のコレクション用ミニカーではなく、子供が安全に遊べないとならないからです。そのため例えばドアミラーは突起になるため踏んで怪我をしないように再現はせず、ブルドーザーのブレードのとがった部分にも万が一への配慮がされています。製品発売後に安全性向上のため金型を直したりするなど細かな対応も行っているとのこと。安全性を確保しつつリアルなディティールとギミックを両立するトミカを開発する大変さが偲ばれます。
しかもトミカはとっても丈夫です。落としてもボディが歪んでしまったり、パーツが散逸することがほとんどありません。この丈夫さや耐久性も開発のポイントになっています。
それでいてトミカの定価は450円(通常品、No.1〜120)!
ディティール、安全性、高品質、高い耐久性が高いレベルでこの小さなミニカーに凝縮されていること、しかも子供が遊べるということを考えると、「この定価でありがとうございます!」と思わずには入られません。
[Text:遠藤 イヅル/Photo:小林 岳夫・TOMICA]
>>まだまだ続く! >>みんなのミニカー、TOMICA(トミカ)のひみつにせまる! Vol.4も近日公開! お楽しみに!
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