トヨタ アリオン ＆ プレミオ 新型車解説

使いやすさをさらに追求

トヨタのアリオン＆プレミオがマイナーチェンジした。変更箇所は以下の通りになる。

装備面では、車速感応式のドアロック、ガラスプリントアンテナ、花粉除去タイプのクリーンエアフィルター、天上照明付のバニティミラー等を全車に採用。文字情報をメーター内に表示するマルチインフォメーションディスプレイ、ゲート式シフトレバーノブ、雨滴感知機能を追加したフロントワイパーを一部グレードに採用。オプション設定のDVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションに、G-BOOK対応の最新モデルを採用した。

環境性能では、1.8L/2WD車は国土交通省の低排出ガス車認定制度における「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を取得し、すでに達成している「平成22年度燃費基準」(省エネ法に基づき定められている燃費目標基準)とあわせてグリーン税制対象車となった。また、2.0L車においても「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」を国土交通省より取得、いずれも環境性能を向上させている。

安全性能は、シートベルト非着用をランプとブザーで警告するシートベルトリマインダーを運転席/助手席に標準装備。SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを一部グレードにオプション設定したほか、ディスチャージヘッドランプ(アリオンはプロジェクター式･オートレベリング機能付)をオートレベリング機能付(ハロゲンヘッドランプはマニュアルレベリング機能付)とするなど、安全性能の向上となっている。

外装&内装は、フロントバンパー、グリル、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプのデザインを変更。新意匠の15インチアルミホイールを採用。外板色はシルバーメタリック、オプションのホワイトパールクリスタルシャイン、ブルーマイカメタリック、ベージュメタリックがプレミオ専用。ローズメタリックがアリオン専用と、差別化を図っている。内装配色は、明るめのアイボリーに変更されている。

ウエルキャブにも、ベース車と同様の改良を施すと共に、グレード体系の見直しを行ったほか、助手席回転スライドシート(Aタイプ/Bタイプ)では、一段と使用性を向上した上で、求めやすい価格を実現している。