スズキ アルトラパン 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:吉澤 憲治(編集部)
まるでフランスのホテルのイメージ
ラパンが大ヒット作になる予感の鍵は、やはりデザインにある。全体的なルックスはラパンのイメージがガッチリ残ったキープコンセプトではあるものの、ひと回り大きくなっていい意味で存在感が増しているし、より雑貨感覚は色濃くなったと言ってもいいくらいなのである。というのも、先代以上に自分の好み通りのラパンを作り上げることができるからなのだ。
まずベースを自分の好みに合わせて選んでみたい。用意されたエクステリアは3種類。NAとターボと、そしてホワイト2トーンルーフの3つだ。「ラパンは2トーンじゃなきゃダメ!派」も多いと思うので、今回もきちんとオプション設定されているのは嬉しい限りである。続いてインテリアはアイボリー、ブラウン、ブラックの3色。3つともどことなくレトロ感が残されているが、先代よりも現代的に進化している。でもラパンのファンを裏切らない程度に留められているという、その具合がなんとも言えず絶妙なのだ。
機能的にもポケッテリア等も先代より大きめに取られ、カップホルダーなどの使い勝手も向上していて、最新型の装備をしつらえながらも、見た目は由緒正しきものを残したという考え方は、なんだかフランスのホテルのようなのだ。
そしてボディカラー。こちらも10色揃っている(ホワイト2トーンルーフが選択できるボディカラーは4色)。となると、全24通りのカラーバリエーションの中から、好みのラパンがコーディネートできてしまうのである!ちなみにボディカラーの候補は、なんと60色以上もあったのだとか。その中から絞りに絞った10色ということなので、これは実際にディーラーさんに足を運んで実物を見てみたいところだ。
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