スバル レヴォーグ [2015年改良モデル] 新型車解説/マリオ高野(2/2)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:富士重工業株式会社
左前方の接触を回避する「サイドビューモニター」
サイドビューモニターは、左側ドアミラーにカメラを搭載し、ドライバーから四角となる左前方の映像をガイドライン付きでマルチファンクションディスプレイに表示するというもの。左フロントタイヤと側溝、フロントバンパー先端部分と前方の距離を視覚的に把握できます。
画角範囲は左ドアミラーから横に1.3m、フロントバンパーから6mまでとなっています。(垂直画角100度/光軸角度49度)
GT系グレードへ新ダンパーを採用
「アドバンスドセイフティパッケージ」に次ぐ大きな変更ポイントは、GT系グレード(GT-Sではない)に、フリクションを最適化した新ダンパーを採用したことにより、乗り心地をよりしなやかに仕立てたこと。微小なストロークでもダンパーの減衰力が働くようにし、路面の凹凸を乗り越えた際の振動を抑えたとあります。
硬派なGT-Sではなく、GTを選んだユーザーから、やや足が硬いとの声が聞かれることがあるので、それに対応したかたちです。
「アドバンスドセイフティパッケージ」の体験試乗で乗ったレヴォーグはこの新ダンパーを採用したB型でしたが、大磯プリンスホテルの駐車場を少し走った程度では乗り味の違いを確認することはできませんでした。
また、後席まわりに制振財や吸音材を追加することで、高速走行時の風切り音やロードノイズのさらなる低減をはかりました。実用平均速度が高い欧州での実路評価からフィードバックしたとのこと。レヴォーグはA型の時点でかなりハイレベルな静粛性を備えていましたが、それがさらに向上したようです。
最近のスバル車は静粛性に対する研究開発の進歩が著しいので、期待が高まります。
特別仕様車「ProudEdition」がレヴォーグにも設定
特別仕様車「ProudEdition」は、先日インプレッサG4/スポーツやXV、フォレスターに設定されましたが、レヴォーグにも設定されます。スバルのアイサイト搭載車が予防安全性能アセスメントにおいて最高ランクのJNCAP「先進安全車プラス」を評価対象車すべてで獲得した記念モデルで、レヴォーグでは1.6GT-Sにお買い得な特別仕様車として設定。
従来の1.6 GT-S EyeSightは「1.6GT-S EyeSight ProudEdition」に。従来型GT-Sの18インチアルミを専用の17インチアルミ化、アルミペダルのレス化、助手席パワーシートのレス化、など、過剰な装備を省いて6万円もの低価格化をはかりました(クリアビューパックは付く)。
従来型1.6GT EyeSight S-styleの後継として、「1.6GT EyeSight ProudEdition」を設定。従来型の17インチアルミ+空力樹脂カバーを専用17インチアルミ化、LEDヘッドランプ、運転席パワーシート、クリアビューパックを特別装備としながら3万円の低価格化をはかっております。さらには、2色のボディカラーを変更。「ピュアレッド」「ラピスブルー・パール」を新色設定しています。
さすが、スバルの年次改良。2年目ですでに盛りだくさんの内容であります!
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