スバル レガシィ アウトバック 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:小平寛
最もまとまりが良いレガシィは、アウトバック!
フットワークについては、もちろんツーリングワゴンに比べて重心も高くなっているのだが、もともと低重心がウリの水平対向エンジン+シンメトリカルAWDシステムゆえ、ハンデを負ったような印象はない。この感覚は、もっと背の高いクロスオーバーSUVであるフォレスターに乗ったときにも、あまり重心が高いことの不具合を感じなかった感覚に通じるものである。
また、ステアリングギア比について、ツーリングワゴンが14.5:1であるのに対し、アウトバックは16.0:1とスローになっている。この値は、フォレスター(15.5-16.5:1)のほうが近い。ゆったりと走ることを前提とした味付けになっているのだ。
225/60R17 サイズのタイヤを履くことで、バネ下重量もそれなりに重くなっているはずだが、シャシーがその重さに負けている印象もない。ただし、ツーリングワゴンでも感じられた、もう少し足がよく動いて欲しい部分があるのも否めない。
ハイトの高いタイヤを履いたことで、縦バネ効果が増えて、乗り心地については上手いこと帳尻が合っている面もあり、むろん、運動性能においては落ちている部分もあり、そのあたりはスペック通りといえる。
それでも、スタビリティとハンドリング、乗り心地などのバランスをトータルで考えると、現状でもっともまとまりが良いのは、このアウトバックではないかと思えてくるのも、また事実である。
アウトバックの生い立ちは、レガシィの派生モデルに違いないが、もはやツーリングワゴンもB4も、そしてアウトバックも、すべてが「主役」といっていいだろう。
かねてから、もし自分がレガシィを買うとしたらどれを選ぶかと常日頃から考えているのだが、考えた挙句に、もっとも総合力が高いアウトバックに行き着きそうな気がしたのは、今回の新型レガシィも同じであった。
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