SUPER GT2011 富士スピードウェイ 開幕戦レポート(1/2)

SUPER GT2011 富士スピードウェイ 開幕戦レポート
#39 DENSO SARD SC430 GT500クラス スターティンググリッドにて GT500クラス GT500クラス GT500クラス GT500クラス GT500クラス GT500クラス GT500クラス GT500クラス GT500クラス 画像ギャラリーはこちら
GT500クラス

国内モータースポーツイベントの中で、もっとも高い人気を誇るカテゴリーが「SUPER GT」だ。

今シーズンは本来であれば4月初旬の岡山戦で開幕を迎える予定だったのだが、東日本大震災のため延期とされた。そして、ゴールデンウイーク始めの2011年4月30日(土)~5月1日(日)、富士スピードウェイで「2011 AUTOBACS SUPER GT第2戦『FUJI GT 400km RACE』」が開催された。

実質的な開幕戦となった本大会は「東日本震災復興支援大会」と位置付けられ、収益金の一部が義援金として被災地に寄付される。

GT300クラスGT300クラス

また、富士スピードウェイのグランドスタンド裏では、チャリティイベントや被災地域の物産即売会なども開かれ、レースを走る全マシンのフロントウインドウ上には「がんばろう!日本」のスローガンが掲げられた。

SUPER GTを戦うマシンは、約500ps級のエンジンを積む「GT500クラス」と、約300ps級のエンジンを積む「GT300クラス」の2クラスに分かれている。

GT500クラスには、6台のレクサスSCを擁するトヨタ、4台のGT-Rを駆り3年ぶりの王座奪還に挑む日産、5台のHSV-010(次期NSXになるはずだったと目されるマシン)でディフェンディングチャンピオンを目指すホンダら自動車メーカーがワークス体制で参戦し、しのぎを削る。

今シーズンは、HSV-010勢の熟成度や、対するSC勢とGT-R勢が、いかなる走りを見せてくれるのか興味深い。

GT300クラス

また、去年までGT300クラスで戦っていたチームのいくつかが、車種を変えてGT500クラスにステップアップしており、その戦いぶりにも注目だ。

一方のGT300クラスには、多くのプライベートチームがさまざまな車種で参戦している。

グループCカーのようなプロトタイプのマシンもちらほら見られれば、市販車ベースのマシンは、1周すると似たようなタイムながら、コーナリングは速いがストレートに劣るJAF規定のマシンと、ストレートが速いがコーナリングに劣るFIA規定の車両のマシンなど、特性の違うマシンがひとつの枠の中に混在し、白熱のバトルを展開するところが面白い。

また、今シーズンは、フェラーリ458、BMW Z4などのニューマシンが参戦するほか、コルベットが復活するなど、車種の多彩さも見どころだ。

さらに、ブリヂストン、ダンロップ、ミシュラン、横浜ゴム、ハンコックといったタイヤメーカーのバトルも実はとても熾烈なのだ。

予選では、まず全マシンが走行してタイムを計測、そのうち両クラスそれぞれの上位10台が「スーパーラップ」に進出する。スーパーラップではその10台が渾身のタイムアタックを行ない、速い順に上位10台のグリッドが決まる。

今回の予選では、GT500クラスに初参戦の「#46 S Road MOLA GT-R」がロニー・クインタレッリ選手のドライブでコースレコードとなる1分32秒481のトップタイムを記録。

GT300クラスでは、「#33 HANKOOK PORSCHE」の1分42秒920が最速となった。

#39 DENSO SARD SC430

しかし、その後のスーパーラップにおいて、GT500クラスでは、「#39 DENSO SARD SC430」が1分32秒738のタイムでポールポジションを獲得。

GT300クラスは、「#88 JLOC ランボルギーニRG-3(ガヤルド)」がトップタイムをマークするも、のちに規定違反が発覚してタイム抹消となり、上記HANKOOK PORSCHEが繰り上がり、ポールポジションを獲得した。

イベントでは、水谷望愛ちゃんと柏木美里ちゃんも

グランドスタンド裏のイベント広場では、オフィシャルステージや各チームのブースにおいてさまざまな催しが行なわれた。

オートックワンのプライベートコレクションでもお馴染みの水谷望愛ちゃんが所属するエヴァンゲリオンレーシングチームは、今年は2台体制でレースに臨むことになり、レースクイーンの数も5人に増え、ひときわ高い注目を集めていた。

ダンロップブースでは、オートックワン「新型車、診察しちゃうぞ!」コーナーで女医を務める柏木美里ちゃんの姿も。また、毎年レベルが高いと評判の「ZENT sweeties」も人気の高さをうかがわせた。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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