SUPER GT2011 富士スピードウェイ 開幕戦レポート(2/2)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:古閑章郎
エキサイティングな展開となった決勝レース
決勝レースの行なわれた翌5月1日(日)の天候は、予報どおり朝から雨が降り、強い風も吹くというコンディション。しかし、雨が降ったら降ったで、雨なればこそのエキサイティングなレース展開となる。
スタンドには約3万6,000人ものファンがつめかけ、SUPER GTの人気の高さをうかがわせた。グランドスタンドにはドライバーやチームを応援する多数の横断幕が見られた。
昼過ぎになると、やや雨は小降りになったものの、14時スタート予定の決勝レースでは天候がどうなるものかまったく読めない状態。
グリッドにはドライ用の溝のないスリックタイヤを履いてグリッドに向かうマシンも見られたが、ほどなくまた雨足が強まり、各チームは弱い雨用の浅溝タイヤを履くか、大雨用の深溝タイヤを履くか大いに悩んだ模様で、これがスタート直後の展開を大きく左右した。
14時すぎにはコースコンディションは再びヘビーウェット状態となり、数周のセーフティカーの先導ののち、ローリングスタートでシグナルグリーンに。
予選~練習走行を通して好調だった#46はスタート直後の1コーナーでコースアウト、14番手まで順位を落としてしまい、しかもその後もペースがまったく上がらず。
浅溝タイヤを履いたマシンは早々に他車にパスされ、深溝タイヤに履き替えることをしいられた。
序盤はGT-Rが1-2-3体制を築く。
GT300では、赤旗のため59周で終了
GT300クラスでは、#33 HANKOOK PORSCHEがトップ独走を続けた。
そこに、最初のセーフティカー導入中にスピンを喫して最後尾まで落ちながらも、ニューマシンとして注目度の高い#11 JIMGAINER DIXEL DUNLOP 458が、驚異的な追い上げを見せて2番手まで上がってきた。
終盤、雨は若干小降りになり、このまま快方に向かうかに思われたが、44周目頃にまたしても雨足が強まってきた。残り10周をきった頃から雨はかなり強く降り、足元をすくわれてスピン~コースアウトするマシンが続出。
そのため、本来は66周の予定だったところ、6周を残してレース中断を意味する赤旗が出され、そのままレース終了とされた。
これにより59周終了時点での順位が最終結果となった。
GT500クラスは、#23 MOTUL AUTECH GT-Rが優勝。
2位の#6 ENEOS SUSTINA SC430、3位の#19 WedsSport ADVAN SC430までが表彰台に上った。HSV勢は、最上位が8位の#17 KEIHIN HSV-010と揮わなかった。
GT300クラスは、#33 HANKOOK PORSCHEが優勝。 赤旗が出される直前に、#25 ZENT Porsche RSRが#11 JIMGEINER DIXEL DUNLOP 458を再びパスしたものの、赤旗が出される前の周回の終了時点での順位となるため、2位が#11、3位が#25というリザルトとなった。
次戦は、開幕戦として予定されていた岡山戦が、5月21日(土)~22日(日)にかけて、岡山国際サーキットにて開催される。
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