超カッコいいソニーのクルマって結局売るの!? ソニーが自動車業界で目指すコトとは?【未来モビリティ総研】(2/2)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:小沢 コージ/MOTA編集部
映画に音楽! お得意のエンタメ機能満載
だが、それでも感動はあった。まずはインパネ全面のほぼ映画館のような3連ディスプレイで、その外側には一体化したデジタルアウターミラーのモニターが。
運転席前は速度計を表示し、車両セッティングが出来そうだが、センターと助手席前は思いきり「ジュマンジ」を始めとするソニー・ピクチャーズの映画が楽しめ、そのほかソニー・ミュージックが抱えているアーティスト達の音源も楽しめる。
超キレイなモニターだらけ!ヴィジョンSの未来過ぎる車内がコレ
さらにどの席でもコンサート会場にいるかのような臨場感が味わえる360リアリティオーディオ。まさにソニーが車内空間をエンタテイメント化したらこうなる! の好例を見せ付けられた感じだ。
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オーディオファン垂涎のツマミがイイ
フロントノーズのリボンのようなLEDラインは、スマホ連動でドアロックと同調して光が回り、スイッチのタッチはソニーの高級オーディオアンプのツマミのよう。今までの車載スイッチとは一線を画す味わいだ。
未来の技術盛りだくさん! ソニーが自動運転社会を現実にするかも
さらにソニー ヴィジョンSがスゴいのは先進安全用のカメラやセンサー、ライダーが全33個も備わっていることで、今後の自動運転時代を見据えた自作センサーで覆い尽くされている。
つまりヴィジョンSはソニーの車載用半導体センサー技術の動くショーケースでもあるのだ。
販売の予定なし! 日本発のサプライヤーとして活躍?
そして開発担当執行役員の川西 泉さんは「すいません、今のところ(市販化の)予定はございません」と改めて語った後に「クルマをITの目から見たら、新しい定義が出来るんじゃないかなと考えました」と説明。
ヴィジョンSは車載センサー技術と同時に車内エンタテイメントの良質な実験場であり、今後車両の販売こそしないが、よりリアルな公道走行実験をするつもりなのだ。
「車両実験で気づいた知見は多々あります」と言う川西さん。
つくづく自分で作ってみないとわからない自動車技術であり、自動&電動化の世界。そこに今後のソニーが踏み込み、新たなセンサー技術であり、エンタメ世界を作って行くということなのである。
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【筆者:小沢 コージ】
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