小型モビリティがコロナに勝つ唯一の移動手段! 描いていた未来が大きく変わるMaaSの今って?【未来モビリティ総研】(2/2)

  • 筆者: 会田 肇
  • カメラマン:MOTA編集部
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バス・電車など”今”の交通機関で実証実験!

遠い未来のことを述べれば、「完全自動運転車で目的地を設定するだけで車が迎えに来てくれて送り届けてくれる」ことになるが、現実はそう簡単にはいかない。

そこで足元でのサービスとして、現状で利用できる交通手段を活用することからスタートしているのだ。これが実現すれば様々なアクセスの効率化につながるわけで、世界はあらゆる分野のサービスを巻き込んでMaaS実現へと向かっていたのだ。

人気だったカーシェアにストップ! コロナで描いていた未来が激変

ところが、ここへ来てその動きに水を差す状況が生まれた。新型コロナウイルスなど感染症にどう対応していくべきかということだ。

特にメンテナンスが疎かになりがちなシェアリングサービスは敬遠される可能性が高く、これは個人間シェアリングについても同様だ。第三者が使用した後に同じ車両を利用するのははばかれるからだ。

世界が超小型モビリティにシフトする可能性も

むしろ、そんな時代に注目すべきはシティユースをターゲットにした小型モビリティの普及かもしれない。テレワークが進めばオフィスは必ずしも都心にある必要はない。郊外にオフィスを構え、必要なときだけ小型モビリティでオフィスへ顔を出す。一斉に顔を合わせる必要があれば、すべてリモートで行えば事は済む。感染症と共に過ごす時代がMaaSのあり方に大きな変化を生み出すことになるかも知れない。

あのトヨタも本気! 軽自動車のノウハウがある日本勢は強いゾ▼

【筆者:会田 肇】

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会田 肇
筆者会田 肇

1956年生まれ。ホリデーオート編集部員を経て、カーAVを中心とした評論活動に従事。先進安全車(ASV)を含むITSへの取材も積極的に行う。読み手の立場に立った分かりやすいリポートを行うことをモットーにする。趣味は国内外の風景を撮影すること。日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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