“原付の30km/h制限” ドライバー8割が不要と回答|「危ない」「制限速度を上げるべき」という声が多数【みんなの声】
- 筆者: 武内 祐徳(MOTA編集部)
クルマの運転中に、30km/hで走る50ccの原付(第一種原付自転車)を追い越したくても追い越せない、そんな経験はありませんか? 特に片側1車線の幹線道路で追い越しをするときは気を使いますよね。
また原付を通勤や買い物の足として使っている人の中には、クルマなどに追い越される際に怖い思いをした人も多いはず。
そこで今回は「原付の“30km/h制限” は必要だと思う?」という質問で、MOTAのTwitterフォロワーの皆さんにアンケートを実施しました。
Q.第一種原付自転車の制限速度『30km/h』ドライバーのみんなは必要だと思う?
■第一種原付自転車の30km/h制限は『必要』だと思う:23%
■第一種原付自転車の30km/h制限は『不要』だと思う:77%
(投票数:292票)
それでは皆さんの意見を見てみましょう。
皆さんの声
■制限速度30km/h『不要』:77%
・速度の制限は安全のためとはいえ、追い越す側のクルマからしてみれば迷惑運転同様。難しい問題
・普段オートバイ(50ccの原付を含む)も乗るが、30km/h制限はクルマ・ライダーにとっても危険だと感じる
・元々自転車にエンジン載せ、ヘルメットなしで乗れたのが原付。今はヘルメットも義務付けられており、原付の性能も向上しているので50km/hを出しても危険はないはず
・30km/hで幹線道路を走るのは危ない
・30km/hだと不安定で余計危ない
・30km/h制限を無くし法定速度を揃えれば、そもそも追い越す必要がないので、ヒヤヒヤすることも減るのでは?
・ほとんどの原付きが50km/h以上で走ってるので不要だと思う
・白バイも原付ばかりを狙っている。点数稼ぎがしたいだけなのでは
■制限速度30km/h『必要』:23%
・30km/hを守ってる原付を追い越す事はそれほど危険を感じない。むしろ30km/hを守らない原付を追い越す事が危険を感じる
・不安定な乗り物で30km/h以上で走る事自体が危険。取締りを強化するべき
■その他の意見
・速度の問題じゃなくて、左側通行の徹底と二段階右折の徹底が大事
調査を終えて
調査の結果、原付の30km/h制限は『不要』だと思う割合は、回答者の8割弱という結果になりました。
MOTAフォロワーの多くはクルマ好き。そのためドライバー側としてのコメントが多かったですが、「原付の30km/h速度制限は不要」と思っている人が多いようです。
コメントにあったように、この法律ができた時に『自転車にエンジンを乗せたもの』が原付でした。ヘルメットを被らず、“ママチャリ”のような構造の乗り物であれば、制限速度30km/hは納得ですよね(ちなみに1986年にヘルメットの装着が義務化されました)。
現在、街を走る原付はエンジン・タイヤも構造は全く別物になり、もっと速度を出せるポテンシャルを持っています。制限速度を30km/h以上にしても良いのでは? という声が多かったように、制限速度に対しての見直しが必要ではないでしょうか(そもそも50ccという縛りは必要なのか? という問いもありますが)。
一方で、速度を出せば転倒時のダメージは大きくなります。原付も含めたすべてのバイクで、ハーフキャップ(通称半キャップ、後頭部は丸出しのヘルメット)ではなく、フルフェイスやジェットヘルメット(顎は剥き出し)のヘルメットを被ることを義務化する法整備も必要になるでしょう。そもそもペーパーテストだけで原付の免許が取得できるという免許制度自体の見直しも必要かもしれません。
ライダーの命のためであることは勿論ですが、ドライバーとしても路上を走るのが『フルフェイスヘルメットを被った人が乗るバイク』と『ハーフキャップを被った人が乗るバイク』では安心感が違いますよね。
バイクに乗らない人も気にはなっているはずの原付の制限速度30km/h問題。早く解決してほしいですね。
[筆者:武内祐徳 MOTA編集部]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。