脱ペーパードライバー! 長距離ドライブで箱根神社まで!【ペーパードライバー女子、11年ぶりの挑戦 Vol.3】(2/2)
- 筆者: おおしま りえ
- カメラマン:おおしま りえ
箱根神社は関東の総鎮守
そうこうしているうちに芦ノ湖へ到着! 100キロ弱の運転を無事走りきりました。春休みシーズンということもあり、平日なのに無料駐車場はほぼ満車。それくらい芦ノ湖と箱根神社は観光地として有名ですし、パワースポットとしても有名です。
箱根神社の御祭神は「箱根大神」と呼ばれる「ニニギノミコト」「コノハナサクヤヒメ」「ヒコホホデミノミコト」の三神です。ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメは夫婦で、ヒコホホデミノミコトは、2人の子どもです。
もともと源頼朝や徳川家康など、歴史上の武将が多く訪れたということから、心願成就や勝負運、交通安全や良縁、子宝など、多岐にわたりご利益があるとされています。
境内は湖畔沿いの森に囲まれ、ひんやりとして空気も澄んでいます。広い境内には多くのインスタ映えしそうなポイントがあり、湖に浮かぶ赤い鳥居には、撮影のための長蛇の列が…。この日はあいにく工事中でしたが、他にも箱根山が水源となる「龍神水」や「安産杉」などパワースポット&フォトスポットが沢山。
龍神水はその場で飲んでもよし、ペットボトルを持ち込んでもよし(100円で小さいペットボトルを買うこともできます)。飲めば不浄を洗い清め、運気も上がるかもしれません。
縁結びで有名な「九頭龍神社」はどんなところ?
こちらの箱根神社がなぜこんなにもパワースポットとして有名になったのかというと、隣接している「九頭龍神社」が理由のひとつとして挙げられます。
九頭龍神社は「九頭龍大神」を御祭神とする神社です。もともと芦ノ湖で悪さをしていた毒龍を、萬巻上人(まんがんしょうにん)という偉い僧侶が封じたことが起源とされます。龍は封じられたことにより、悪さをやめ改心。これが九頭龍大神になったといわれています。
九頭龍神社は広い意味での縁結びの効果があるとされ、もともとは経営者の方々から人気が高かったそうです。しかし近年のパワースポットブームにより、恋愛運を上げたい女子や、スピリチュアルが好きな人からも人気を集め、今では月次祭が行われる毎月13日は混雑しているのだとか。
九頭龍神社には、新宮と本宮の2つがあります。箱根神社の敷地内には九頭龍神社の新宮があり、箱根神社から車で数分のところにある「箱根園」から徒歩で20分ほど歩いたところに、九頭龍神社の本宮があります。
いわゆる恋愛運に良いと有名になったのは、この本宮の方です。本宮への参拝は、13日であれば参拝船が出るのですが、それ以外の日は20分のハイキングをしなくてはたどり着けません。そういったレア感も、人気を高める魅力の1つなのかもしれませんね。
いざ、九頭龍神社で良縁祈願!
今回訪れたのは13日ではないので、箱根神社から車で数分の距離にある箱根園の脇にある「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」の駐車場に車を停車。そこからハイキングをしながら本宮を目指します。
※新宮と本宮のご利益に差はないとされています。ご自身の気持ちと都合にあわせて、参拝を楽しみましょう。
本宮へは「セラピーロード」と呼ばれる遊歩道を進み、本宮が中に位置している「九頭竜の森」へと進みます。九頭龍の森の営業時間は9時~17時(季節で変動あり)。月次祭が行われる13日以外は、入園料が500円(大人1人)かかりますので注意して下さい。
芦ノ湖の湖畔を歩いていると、森林浴効果でなんだかもう運気が上がりそう。運転の緊張と疲労がすっかりほぐれた私は、ついつい友達に昨日彼氏と大喧嘩した愚痴を吐き出してしまいます。恐るべし、セラピーロードのパワー。
そんな香ばしい会話を楽しんでいると、あっという間に目的地へと到着。まずは隣接している「白龍神社」にご挨拶します。こちらは「白龍大神」という同じく龍神様をお祭りしている神社です。芦ノ湖からくる風を感じながら手をあわせると、厳かな気持ちになっていきます。
続いて今回のメインである、九頭龍神社(本宮)へ参拝を。普段は参拝客がほとんどおらず、社務所やトイレ等もありません。御朱印やお守りが欲しい人は、箱根神社でいただくことができますので、気をつけましょう。
手をあわせ、ゆっくりご挨拶をしていると、ポツポツとにわか雨が。雨は龍神様に歓迎されているサインである。と、いうとか、いわないとか。ちょうど目的を達成したところでの雨なので、タイミングも良かったのかもしれません。
帰りは箱根ターンパイクを
参拝を終え、帰宅の途につくことに。帰りは「箱根ターンパイク」を通ろうと思ったのですが、思いの外速度が出る出る! 下山しているので当然とはいえ、エンジンブレーキを使いこなせない私としては、ブレーキが焦げ付いてしまわないか不安です。しかもここはモータージャーナリストの方も事故を起こしているとか。
プロでも事故るとは…ちょっと私にはまだレベルが高いかもしれません。ということで、友人に運転を変わってもらい、プレッシャーしか感じない「速度落とせ」的な看板を横目に、ドライブを助手席から楽しんだのでした。
あっという間に1日が過ぎていった箱根ドライブ。高速道路の運転は、車線変更などにまだ慣れない部分もありますが、思っていたよりもまごつかずに出来たかも。
とにかく「運転は走った距離に比例する」という教えを胸に、次はもう少し遠くへ。そして一般道も怖気づかず走ってみたいな、と思ったのでした。
[筆者/撮影:おおしま りえ]
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