テスラ ファクトリーレポート/日下部保雄(2/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:網中泰雄
2010年には日本への展開も
さて、LAオートショー取材を挟んで、サンフランシスコ・サンノゼの最新ディーラーも取材した。ここは本社の広報機能も兼ね備えており、応対してくれたのは広報マネージャーのレイチェル・コンラッドさん。
彼女の話では、北米の5つのディーラーの他に、近々マイアミを含め3箇所増えて8ディーラーになる予定だが、全て直営店方式とのこと。
車両は、テスラモーターズの管理下にあるために販売は統制が取れている。ヨーロッパではロンドン、モナコなどに3箇所がオープンし、気になる日本への展開は2010年を目指しているという。
将来的には、量産のテスラSを販売するときは50ディーラーを考えているようだ。このディーラーの裏にはファクトリーがあり、車体とバッテリー、モーター、コントロールユニットなどをアッセンブルするだけだからコンパクトだ。
その代わり、殆ど手作りなので量産は難しそう。いくら受注があっても、これ以上作るのは難しいだろう。工場内はクリーンだが、あっけないほど小さい。まさにバックヤードと呼ぶに相応しいサイズだ。
その裏にはちょっとした広場があって、そこで走行確認を行っている。私が試乗した際も、最初にそこで肩慣らしをしてから公道に出た。
ちょうどフィラーキャップのように付けられている充電口は、未充電時はブルー、充電中がオレンジ、充電が終了するとグリーンと、分かり易く色が変化する。「いかにもEV」っぽくてちょっと嬉しくなる。
充電時間は、240V/70Aでチャージすると3時間半、クイックチャージでは45分で、航続距離はアメリカの走行モードで約390kmも走行可能なのは立派な値だ。
その代わり、450kgのリチウムイオンバッテリーを積んでいるために重量は1,330kgになる。
エリーゼに比べればかなりの車重だが、加速力は別項のインプレッションどおり圧倒的だ。ちなみにバッテリーの冷却は水冷で、フロントにラジエターを持ち、2個の冷却ファンによってバッテリーを冷やして性能を安定させる。
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