【カーナビ】ストラーダ Sクラス バイヤーズガイド(2/2)
- 筆者: 野村 ケンジ
- カメラマン:パナソニック株式会社
美しい映像と元気なサウンドがグー
さて、機能的には魅力溢れるストラーダSクラスだが、その実力や使い勝手はいかがなものだろう。短期間ながらCN-MW200Dを借用することができたので、AV関連を中心にいくつかのチェックを行ってみた。
最初に驚いたのが画面の美しさだ。QVGAのため解像度は低いものの、自然な発色となめらかな動きを両立する、なかなか質の良い映像を楽しませてくれる。
映画や自然の風景なども違和感なく再現されているし、アクションシーンなどの激しい動きも嫌なボケがない。地デジのフルセグ映像はもちろん、DVDビデオなどもそれなりに楽しめる実力だと思う。
機能的には、当たり前のようにDVD-VR形式に対応しているため、DVDビデオだけでなく自宅で録画した地デジ番組も再生できるのはありがたい。
なお、HDDレコーダー「DIGA」で作ったSDビデオや、近頃普及し始めた「SD動画(DVDビデオにmicroSDがセットされているパッケージソフト)」などにも対応しているというから、SDを使えばさらに気軽に映像コンテンツが楽しめそうだ。
またiPodなどの圧縮音楽に対応した「快適メモリミュージック」や、車内の会話を妨げない「いい音でスムーズトーク」などのモードも用意されているので、好みによって使い分けるのもいいだろう。
このようにストラーダSクラスは、据置型AVナビとしては超がつくほど低価格でありながら、ことAV機能に関してはなかなか魅力ある製品だといえる。
「AV機能が充実した低価格ナビ」が欲しい人はもちろん、価格だけでPNDを選ぼうとしている人にもぜひ検討して欲しい。数万円の+αで、まったく違う次元の世界が楽しめることを約束しよう。
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