人気のSUVに向けたふたつの新型タイヤをCX-5でインプレッション|ヨコハマタイヤ BluEarth-XT & GEOLANDAR CV(2/3)

  • 筆者: 中谷明彦
  • カメラマン:田村 弥
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直進安定性の高さを印象づけるブールーアース XT

ブルーアース XTの外観デザインはトレッドパターンに特徴を集約している。4本の太いストレートリブを通しウェット路での排水性を高度に保ち、幅広のセンターリブは高速での直進安定性の高さを物語っている。

一方横方向に刻まれる溝は、ショルダー部を含め左右を貫通させず5種類のピッチバリエーションで、タイヤ全周を巡る。ショルダー部は高い剛性を与えられたことで、ハンドリングにも貢献するわけだ。

すっきりしたフェイスで品のあるトレッドデザインでありながら、ポイント毎に高度な要件を満たす工夫が凝らされているというわけだ。

ブルーアース XT × 新型マツダ CX-5の相性はいかに?

早速装着車を走らせてみよう。最初のタイヤのひと転がりからブルーアースXTの素性の良さが感じ取れる。タイヤの転動がスムーズで、転がり抵抗の小ささが伝わってくるのだ。トレッドパターン剛性が高く歪みが小さいためになせる技といえるだろう。そのままアクセルを踏み込まなくても自然に車速が上がっていく感覚は低転がり抵抗タイヤの特徴ともいえ、実際走行燃費も純正装着時より常に好数値を燃費計が示すようになっている。走行ノイズが小さいことも感動的だ。速度を上げても車室内が静寂で、ワンランク上級の車種に乗り換えたような錯覚を覚えるほどだ。

次にコーナーを少し攻めてみると、正確なライントレース性で安心感が増した。路面のギャップに走行ラインを乱される事がなく、ステアリングを切り込む量も減少し、舵角抵抗も減少していると言えるのだ。ちなみに駐停車時の据え切り操作ではステアリングを回す力が低減していた。タイヤのケーシング剛性が高く変形が抑えられているため、タイヤトレッド面の接地中心の動きが少なく一点を中心に転舵できている証で、偏摩耗の抑制にも効果がありそうだ。

そして乗り心地のしなやかさが向上し、段差通過もショックが少なく快適になった。

このようにブルーアース XTはあらゆる走行シーンで標準装着タイヤのフィーリングを上回る乗り味が確認でき、リプレイスタイヤとして存在感を強力に示していることがわかったのだ。

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筆者中谷明彦
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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