「フォーミュラE」由来の性能を発揮するミシュランの新しいスポーツタイヤ『パイロットスポーツ4』試乗レポート(2/3)

  • 筆者: 山本 シンヤ
  • カメラマン:和田清志/日本ミシュランタイヤ株式会社
「フォーミュラE」由来の性能を発揮するミシュランの新しいスポーツタイヤ『パイロットスポーツ4』試乗レポート
ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック 画像ギャラリーはこちら

サイドウォールは、コントラストが鮮明なベルベット加工によるプレミアムタッチデザイン

ミシュラン パイロットスポーツ4ミシュラン パイロットスポーツ4

今回、筆者の愛車である欧州仕様のホンダ「シビック ハッチバック(FK2)」にPS4(225/45R17)を履かせてテストしてみた。ちなみにこれまで履いていたのは、同じくミシュランのプライマシー3。コンフォートタイヤからスポーツタイヤへの変更となる。

交換後にタイヤを見ると、サイドウォールのロゴのコントラストが以前よりも鮮明な事に気がついた。

触ってみるとゴムなのにベルベット生地のような肌触り・・・。

偏平化が進むとサイドウォールは味気なくなるが、これは効果的なドレスアップである。タイヤを綺麗にすればするほどロゴが浮かび上がるので、洗車好きの筆者にとってはかなり高ポイントだ。

タイヤ交換風景/シノハラタイヤ(東京都江東区)タイヤ交換風景/シノハラタイヤ(東京都江東区)タイヤ交換風景/シノハラタイヤ(東京都江東区)タイヤ交換風景/シノハラタイヤ(東京都江東区)ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック/タイヤ交換はシノハラタイヤ(東京都江東区)

普通に走っている限りは「スポーツタイヤを履いている」と言う感覚がない(笑)

ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビックミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック

まずは街中を普通に走ってみる。

ステアリングの操舵力は割と軽めだし、操作に対するクルマの反応も、キビキビではなく操舵しただけ自然に動く感じである。

確かに乗り心地はプライマシー3と比べるとコツコツ感や大きな入力時の付き上げは若干増えているが、スポーツタイヤとして考えれば快適性は十分高い。ロードノイズも、もの凄く静かではないものの、耳ざわりなノイズは少なめだ。

続いて首都高速に乗ってみるが印象は大きく変わらない。

ステアリングに手を添えるだけでクルマはビシーっと真っすぐ走る感覚や、アクセルオフだと惰性でスーッと走る転がりの良さ、燃費計の数値などは、プライマシー3とほとんど変わらず…。そう、正直言う意味では、普通に走っている限りは「スポーツタイヤを履いている」と言う感覚がない(笑)。

ミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビックミシュラン パイロットスポーツ4を装着した欧州シビック

ただ、速度を上げていくと次第にスポーツタイヤの顔が見えてくる。

東名高速の大井松田~御殿場間は高速コーナーが続くが、プリマシー3よりもコーナリング時にGが高まるにつれてタイヤからの手ごたえが増す。必要な時に必要なだけ情報を伝えてくれるので、タイヤが路面とどのような状況なのを感じやすいのである。そう、「路面と密着していますよ」と言う情報量はプライマシー3より多め。

また、FFはコーナリング時にフロントの外輪に力が集中しがちなのだが、PS4は前後のタイヤを上手く使って荷重のコントロールをしている感覚がより強い。

恐らく操舵に対してリアの応答性がアップしているので、コーナリング姿勢が自然と作りやすくなっているのだろう。確かに同じコーナーを同じように走らせてみてもプライマシー3よりも操舵量は少なめだ。

また、レーンチェンジ時にちょっと意地悪をしてヨーを強めに出す操作をしてみると、無駄な動きをせずにスッと収束する事にビックリ。無駄な動きが少ない=運転に集中しやすいと言うわけだ。

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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