「フォーミュラE」由来の性能を発揮するミシュランの新しいスポーツタイヤ『パイロットスポーツ4』試乗レポート(3/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:和田清志/日本ミシュランタイヤ株式会社
まるで初期モデル(A型)が最新モデル(D型)になったくらいの差
実は今回、静岡県三島市の自宅に帰る途中にゲリラ豪雨に見舞われたのだが、ウエットでの安心感はプライマシー3同様に相当高い。ただ、プライマシー3との違いはウエットでもタイヤがピターっと路面に張り付くようなレーシングタイヤに似た感覚。もちろん絶対的なグリップの高さだけでなく、限界がどこかを掴みやすいのも安心して運転できるポイントだ。
後日、テストコース(JARI)にてトヨタ「86」&PS4の組み合わせでドライ/ウエットで限界走行を試させてもらったが、電子デバイスOFF時のコントロール性の高さはもちろん、電子デバイスONでも制御が入る速度域も大きくアップしている上に、制御を効かさないギリギリの領域で走らせるのも楽だった。まるで初期モデル(A型)が最新モデル(D型)になったくらいの差である。
ただ、誤解してほしくないのは、そもそもプライマシー3はコンフォートタイヤとしてのポテンシャルは相当高いと言う事を忘れてはならない。
新しいPS4はこれの更に上を行くのはもちろん、トータルバランスの中でよりスポーツ性に必要な性能のレベルを大きく引き上げた・・・と言うように解釈してほしい。
もちろん、ライバルメーカーにはPS4よりもサーキットのラップタイムやグリップの高いスポーツタイヤは存在する。ただ、そこに「道を選ばず」、「走る状況を選ばず」、「ドライバーのスキルに左右されず」、「他の性能を犠牲にせず」と言う条件があったらどうだろうか?
そう考えると、PS4は現在のスポーツカーの要望を高いレベルで叶えるスポーツタイヤと言ってもいいだろう。
現時点では17/18インチのみの設定で、パイロットスーパースポーツ/パイロットスポーツ3と共にスポーツ系ラインナップを支えていくことになるが、今後は市場の要望に合わせてサイズのラインナップ拡大も行なっていくはずだ。
[レポート:山本シンヤ/Photo:和田清志、日本ミシュランタイヤ株式会社]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。