軽専用タイヤにもプレミアムの流れ/ブリヂストン「REGNO GR-Leggera」「POTENZA Adrenalin RE003」試乗レポート(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:佐藤正勝・ブリヂストン
「スタイリッシュポテンザ」に軽自動車用が追加
一方、ひとあし早く普通車向けのサイズが発売された「POTENZA Adrenalin RE003(ポテンザ アドレナリン アールイー ゼロゼロスリー)」には、軽自動車向けに4サイズが追加された。
ポテンザというのは、1979年の登場以来、運動性能を求めるユーザー向けに、熱い魂を伝承してきたスポーツブランド。
ポテンザの中にもいろいろなバリエーションがあるが、POTENZA Adrenalin RE003は、気軽にスポーティなドライビングを楽しみたいという裾野の広いユーザーを対象とする、ストリートスポーティタイヤである。
軽自動車の中でも車高の低いセダンタイプからミニバンタイプまで幅広く対応しており、「スタイリッシュ ポテンザ」をキャッチコピーとするだけあって、これまた見た目のよさが大きな魅力のひとつといえる。
雨天でもわかるその違い、そのスポーティ度
同じく雨の中で、こちらは「ホンダ N-ONE」での単独試乗となったが、ウェットグリップの高さと応答遅れのないハンドリングを実現していることを体感することができた。
一般的なタイヤではステアリング切って若干のタイムラグを感じてから曲がり始めるところ、POTENZA Adrenalin RE003ではそれがない。
切った直後からすでにコーナリングフォースが発生していて、遅れをほぼ感じさせないほど走りに一体感がある。
むろんたわみ感も抑えられているし、優れたウェットグリップのおかげで、いたって安定した中で、シャープな走り味を楽しむことができる。今度はぜひドライ路面でも試してみたいところだ。
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