オペル ヴィータ 試乗レポート
- 筆者: 西沢 ひろみ
- カメラマン:原田淳
スポーツ風なのに廉価版の装備がアンバランス。走行フィールも今後に期待したい。
オペルのボトムレンジを担うヴィータの現行モデルは、00年10月のパリサロンで発表された欧州名コルサの3代目。国内へは01年2月から2モデルが上陸、02年モデルから新たに3モデルが追加となった。その中で、唯一の1.2Lに「イージートロニック」と呼ばれる新世代ミッションを採用しているのがスポーツだ。5速MTをベースに2ペダル操作化を図り、なおかつATモードを付けたこのミッションは、電子制御油圧クラッチがギアチェンジを行なうもの。A レンジのままでも、セレクトレバーを前後に動かしても走行が可能だ。
けれども変速はタイムラグが大きいCVT感覚。発進こそスムーズだけど、かなりクラッチが滑るため加速時の失速感が強い。エコテックエンジン自体は、 1.2L小排気量ながら街中で扱いやすい低中速トルクを持ち合わせている。通常のATと組み合わせれば、もっと気持ちのいい走行フィールが味わえただろう。クルージングはエンジン回転が高めの設定だが、遮音性が高くエンジン音が耳につくことはなかった。
乗り味は、スポーツの名前からキビキビしたハンドリングを想像していたが、意外にもったりした挙動。乗り心地も決していいといえないのは、タイヤサイズが大きすぎるようだ。室内は質実剛健ながらすっきりした印象で、前後席ともに大人が座れる空間を確保している。安全面は前席アクティブヘッドレスト、後席3 人分のヘッドレスト&3点式シートベルト、クラス初のカーテン・ヘッド・エアバックの標準装備が見逃せない。
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