ポルシェ パナメーラV6 海外試乗レポート(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:ポルシェジャパン
V8エンジンのみであったパナメーラに価格を抑えたV6モデルが登場
昨年デビューした「ポルシェ パナメーラ」。ポルシェ初の4ドアGT(グランドツーリングカー)だ。4人と4人分の荷物を積み込み、一日に1,000km以上も高速で走るような旅を、何日も続ける。そんな使い方や走り方をするためのクルマとして、パナメーラはこの世に生を受けた。
911やボクスター、ケイマンなどのスポーツカーではなく、カイエンのようなSUVとも違うポルシェ。ドアが4枚あると言っても、ポルシェはフォーマルなセダンを作りたかったわけではないはずだ。
テールゲートを開けて現れるトランクスペースは、リアシートの背もたれを倒せば、さまざまにアレンジできる。
「運転を楽しむためだけのポルシェではなく、ましてやリアシートに座って運ばれるだけの4ドアでもない。ドライバー自らが、クルマをアクティブに生活に取り入れることができるポルシェがパナメーラなのだ」(研究開発担当取締役ヴォルフガング・デュラハイマー)
パナメーラには当たり前のことだが、ポルシェの最新テクノロジーと装備が満載されている。
自然吸気の4.8リッターV型8気筒エンジンを搭載する「パナメーラ4S」で400馬力、ターボエンジンの「パナメーラターボ」で500馬力ものハイパワーを発生している。
4輪駆動の安定性も手伝って、性能も凄まじい。「4S」の0-100km/h加速は5.0秒。最高速度は282km/h。そして「ターボ」はさらに上を行く。4.2秒と303km/hだ。
トランスミッションは、ポルシェが1980年代の伝説的なレーシングカー「962」で実用化したツインクラッチ式の7速「PDK」を装備している。
PDKは、クラッチを2枚持ち、ギアを組み替えていくから、トルクコンバーター式のATと異なってスリップがない。伝達ロスが事実上ゼロとなり、効率が高く、プロドライバーがクラッチペダルを踏んで、手でシフトしても変速スピードでは追い付けないほど速い。
また、単に変速スピードが速いだけでなく、PDKは賢い。パナメーラが走行している状況やエンジンの状態をつねにモニターし、さまざまな基準から判断して、最もふさわしいギアへと複数段飛ばしに瞬時に変速する。
PDKこそ、モータースポーツ活動を通じ、長年に渡ってポルシェが培ってきた技術の結晶である。
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