ポルシェ 新型カイエン S 試乗|高次元でバランスさせた「見た目」「走り」「乗り心地」(1/2)
- 筆者: 大谷 達也
- カメラマン:和田清志
世界最大のスポーツカーメーカーを支える大黒柱
世界最大のスポーツカーメーカーであるポルシェのSUV、カイエンが人気だ。古くからのファンにとってポルシェといえば断然911だけれど、世界的に見ればカイエンのほうが911より多く売れていて、ひとまわり小さなマカンとあわせた“SUVコンビ”がビジネス的にはいまやポルシェの大黒柱となっている。
なぜ、カイエンはよく売れるのか? 新型に生まれ変わった新型カイエンSに試乗をして、その理由を考えてみた。
911と共通のイメージを散りばめ軽快感を生み出す
カイエンはなんといっても格好いい。SUVというと、どうしても背が高くて重々しい感じがするけれど、新型カイエンは、後ろにいくに従ってなだらかに下降するルーフラインが911と似ているほか、ヘッドライトの形もどことなく911を連想させる。
左右のテールライトを、細い光のラインで結んだリア周りのデザインも最新の911カレラ4を思わせる。つまり、スポーツカーである911と共通のイメージを散りばめることで、SUVでありながら独特の軽快感を生み出すことに成功しているのだ。
ていねいに作りこまれたインテリアはまさに高級車
いっぽうのインテリアは、タコメーターを中心とする5連メーターを始めとして、911に通じるデザインを各所に採用するいっぽうで、近年のラグジュアリーSUVらしい質感の高さも兼ね備えている。
特にシートに使われているレザーはうっとりするほど手触りがソフトだし、ダッシュボードやドア周りの作り込みも実にていねい。高級車に乗っているという満足感を存分に味わえるはずだ。
>>最高級SUV「ポルシェ 新型カイエン S 」世界が憧れる精緻な仕上がりの内外装を画像でもっと見る[フォトギャラリー]
心置きなくリラックスできる開放感
全長×全幅×全高=4918×1983×1696mmという立派なボディサイズを生かした居住スペースも広々としている。助手席側のドアには到底手が届かないほど広く、SUVらしく上下方向の余裕も申し分ない。身長172cmの私が後席に腰掛けても膝を組むのは簡単だし、後席にもリクライニングが備わるおかげで自分好みの姿勢がとれる。
ガラス面積の広いパノラマルーフをオプションで装着すればキャビンには明るい光が溢れ、開放感はバツグン。少し変な言い方だけれども、居住スペース内の“空気量”がセダンに比べて圧倒的に多いために息苦しくなく、ロングドライブに出かけても「長い時間、狭い空間に押し込められていた」という窮屈感がまるでない。
家族と、そして友人と遠出するとき、カイエンのキャビンだったら心置きなくリラックスできるだろう。
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