オーテックジャパン 本社社屋[神奈川県茅ヶ崎市]
オーテックジャパンの本社社屋は直列6気筒エンジンのシリンダーブロックをイメージしたデザイン。スカイラインの父であり、オーテックジャパンの初代社長である桜井真一郎氏肝いりの設計なのだ。
日本の高齢化率は世界一! もはや「高齢化社会じゃない!
日本の高齢化率は「世界一」! もはや高齢「化」ではなく、次のステップである「超高齢社会」になりつつあるのだ!
オーテックジャパン 本社工場レイアウト
オーテックジャパン 本社工場 日産LV(ライフケアビークル[福祉車両])・SV(スペシャリティ ビークル)の組立て「ライン」
ここが生産「ライン」(架装ライン)。ラインと言っても見ての通り、オートメーション化は全くされていない。それだけ1台1台きめ細かく注文に応じた対応が可能というワケだ。
オーテックジャパン 本社工場 日産LV・SVの組立てライン
この日は主にセレナやNV200バネット、キャラバンなどのLVが生産されていた。
オーテックジャパン 本社工場 セレナにロングステップを装着中
ロングステップを装着する際など、低いポジションでの作業にあわせクルマがリフトアップされ、作業者の負担を軽減する。
オーテックジャパン 本社工場 キャラバンのLV「チェアキャブ」にステップを装着中。
オーテックジャパン 本社工場 日産 キャラバン チェアキャブ(車いす乗車タイプ)
オーテックジャパン 本社工場 シート装着シーン
オーテックジャパン 本社工場 完成
リアゲートに車いす用のリフターを装着し完成。
オーテックジャパン 本社工場
乗車定員やシート配列など、ユーザーのニーズに合わせた様々な仕様の選択が可能となっている。
オーテックジャパン 本社工場
オーテックジャパン 本社工場 SV(スペシャリティ ビークル)用のバンパー・グリル類
オーテックジャパンが手掛けるSV「ライダー」「アクシス」シリーズの多くは日産の各生産工場ライン内にオーテック用の工程箇所が用意され架装されるが、一部の車種は本社工場に運ばれ、ここでバンパーやグリル類などを装着されるものもあるようだ。この日もミニバン・1BOXの類に混じって「ブルーバードシルフィ」のアクシス仕様がラインに並んでいた。
オーテックジャパン 本社工場 シート縫製過程
福祉車両用の専用シートにシート表皮を貼り付ける工程も1台1台が手作り。
オーテックジャパン 本社工場 車いす用リフター製造工程
車いすを車内に持ち上げるリフター用のベースを組み立て中。
オーテックジャパン 本社工場
リフターに昇降用の装置などを装着した状態。
オーテックジャパン 本社工場
金具の類からリフターやステップまで、主な部品はみんな自社で造ってしまうのがオーテックジャパンのスゴイところ。もちろん溶接部署だってあります。
オーテックジャパン 本社工場
オーテックジャパンの職人技が光るパーツ類。
オーテックジャパン 本社工場 ワイヤーハーネス類の製造工程
なんとワイヤーハーネスの類まで内製してしまう!
オーテックジャパン 本社工場 ハーネス・モーター類
オーテックジャパン 本社工場
こんなギボシ端子の類までオーテックジャパン内製だというから驚く!
オーテックジャパン 本社工場 日産 ティーダ ラティオ 教習車仕様
こちらは教習車仕様の「ティーダ ラティオ」。これももちろんオーテックジャパンの架装によるもの。1.5リッター+4速AT車に加え、日本仕様には存在しない1.6リッター+5速MT仕様というレアな組み合わせが設定される。
オーテックジャパン製の車いす
オーテックジャパン LV商品・販促企画 島本 圭子 部長がLVの現状などを説明。「車いすを止める時は必ずブレーキをかけるのを忘れずに」(写真)とのこと。
LV(ライフケアビークル) 体感イベント「エイジングスーツ」
高齢者疑似体験プロクラム用のエイジングスーツを着てみた。80歳を超える高齢者の状態を擬似体感出来るのだ。
LV(ライフケアビークル) 体感イベント「エイジングスーツ」(上半身)
ベストの胸には重りを入れ前かがみの状態を再現。ひじにはサポーターを装着し関節の動きを制限する。耳には耳栓をし高音域の聞き取りにくさを。さらに眼鏡は白内障の状況を再現した。色覚変化に加え、ぼやけて見える状態を感じられるとともに、加齢による視野の狭さや薄暗さを体験出来る。
LV(ライフケアビークル) 体感イベント「エイジングスーツ」(下半身)
手袋で手先の感覚の衰え、靴型サポーターでつま先の上がりにくさを、膝サポーターと足首の重りで膝関節の動きにくさを再現する。
日産 LV(ライフケアビークル)「日産 セレナ LVシリーズ アンシャンテ 助手席スライドアップシート仕様」1
「助手席スライドアップシート仕様」は電動で回転・昇降する装置。セカンドシートが昇降するタイプも存在する。
日産 LV(ライフケアビークル)「日産 セレナ LVシリーズ アンシャンテ 助手席スライドアップシート仕様」2
電動でリフトアップしながら前方方向に回転。足元が当たってしまう、という瞬間にシートが少し後退し、上手い具合に乗員を助手席に納める。
日産 LV(ライフケアビークル)「日産 セレナ LVシリーズ アンシャンテ 助手席スライドアップシート仕様」3日産 LV(ライフケアビークル) 体感
足腰に負担がかからず、ラクに乗り降り出来るのがナニよりウレシイ!
日産 LV(ライフケアビークル) 体感 車いす電動リフター
車いすはリフターにベルトで固定され、そのまま車両に搭載される。
日産 LV(ライフケアビークル) 体感 車いす電動リフター2
ハイルーフ仕様のキャラバンなどとは違い、写真のセレナの開口部高には限度があるため、筆者のように大柄な人が車いすに乗った場合には頭を少し曲げてあげる必要アリ。
日産 LV(ライフケアビークル) 体感
写真ではしていないが、車両側のシートベルトを装着出来る。乗ってしまえば頭上はチェアキャブの乗員に合わせ少しえぐってあるので、見た目ほどは狭く感じない。
日産 LV(ライフケアビークル) 体感
NV200バネットのLVには大型のグリップ(オレンジ色なので白内障の人にも見えやすいという)やステップが装着され、乗降をサポートする。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 リーフ アンシャンテ「助手席回転シート仕様」
新たに開発された「助手席回転シート」。ストラップを引くだけでカンタンに操作出来るのが特長。また、電動機構のものに比べ安価で設定されているのもウレシイ。現在のところ「リーフ アンシャンテ」と「マーチ アンシャンテ」に設定されており、今後は他車種にも波及する予定だ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 リーフ アンシャンテドライビングヘルパー「オーテックドライブギア タイプe装着車」
もちろん、健常者のドライバーが運転することも可能だ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 リーフ アンシャンテ「ドライビングヘルパー」装着車
下肢が不自由な方でも運転ができるドライビングヘルパー「オーテックドライブギア タイプe装着車」。シフト右上のコントローラーでブレーキ・アクセル操作が出来る。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 新型 NV350キャラバン チェアキャブ
今年夏デビュー予定の新型キャラバン「NV350キャラバン」にも、デビューと同時にチェアキャブが設定される予定。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 セレナ チェアキャブ スロープタイプ[今秋発売予定]
車いすのまま乗り込めるスロープタイプのチェアキャブ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 セレナ アンシャンテ 助手席スライドアップシート
リモコン操作で助手席が昇降し乗降を補助するタイプ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 セレナ アンシャンテ セカンドスライドシート
リモコン操作でセカンドシートが昇降するタイプ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 セレナ アンシャンテ チェアキャブ リフタータイプ
車いすのまま乗り込めるリフターを装備したタイプ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」日産 セレナ アンシャンテ ステップタイプ
助手席側に、ドアの開閉と連動するロングステップを装備したタイプ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」キャラバン チェアキャブ
こちらは代表的な福祉車両「キャラバン チェアキャブ」車いすリフタータイプ。
日産 福祉車両「LV(ライフケアビークル)」NV100クリッパー チェアキャブ(スロープタイプ)
軽バンにもチェアキャブ仕様が設定されている。