新型ノートオーラ、購入の決め手は「高級感」と「コンパクトクラスでは異常なレベルの静粛性」の声【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
2021年6月15日(火)に発表され、2021年秋頃に発売予定の日産の新しいプレミアムコンパクトカー「ノート オーラ」。販売店では6月上旬より予約受注が開始されており、試乗車の配備もスタート。既にSNS上などではオーダーした声なども挙がってきている。果たしてその決め手は何だったのか? ここではSNS上での購入層たちの声を紹介していく。
高級感がアップし、新型ノートとは大きく差別化が図られている新型ノート オーラ
日産 新型ノートの発表から約半年後の2021年6月に登場した新型ノート オーラ。
全く新しいプレミアムコンパクトと位置付けられたこのモデルは、新型ノートからボディが拡幅され3ナンバー化。外装はフロント・リア共に細部でデザインの変更が施されているほか、内装も全域に渡り質感がアップ。さらに運転席・助手席ヘッドレストにBOSE社との共同開発によるプレミアムオーディオ「BOSE パーソナルプラスサウンドシステム」を搭載し、装備面も豪華に。
そして、e-POWERの性能も向上しており、余裕のある走行性能に、ルーフ、ドア、フロントドアガラスなどで更に遮音対策を施し、静粛性のアップも施されるなど、新型ノートとは大きな差別化が行われている。
価格(消費税込)は、ノートの最上級グレード「X」(218万6800円)に対し42万3500円高の設定となる261万300円から。
「コンパクトクラスでは異常なレベルの静粛性」の声
そんな新型ノート オーラについて、購入層の決め手は何だったのか、また、実際に試乗して感じたことは何だったのか、SNS上でどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
まず見受けられたのは、
「正直、日産は良いイメージがなくノートが出ても触手は伸びなかったが、ノートオーラは別格だった」
といったような、
「外観、内装の質感高さが好印象」
「ノートでも先代から高級感が相当アップしたのに、ノートオーラはさらにその上をいっている」
など、高級感溢れる内外装の質感の高さを挙げる声。
その上で圧倒的に挙がっているのが、
「e-POWERの加速+室内の静かさとBOSEサウンドとのマッチングが良い」
「ノートより静粛性が断然良くなっていたのが好印象で契約した」
「e-POWERのパワフルな走りに高い静粛性が高級感があると思ったポイント」
「走りや機能自体もスゴイが、特に革命的だと思ったのはコンパクトクラスでは異常なレベルの静粛性」
といった高い静粛性についての声。実車に触れた感想として、メーカーのコンセプト通り、高級感のあるプレミアムコンパクトとして受け入れているようだ。中には、
「TIIDAが無くなってから待っていた。そういった世代にはハマるはず。BOSEの音も良かった」
「絶対数は分からないが、このサイズのクラスで高級感を求めている層は一定数いるハズ」
「輸入車検討層にも響く質感の出来だと思う」
と、一定の需要にも理解を示している模様。果たして、新型ノート オーラがこういった層をどれだけ囲い込めるかが今後の販売展開のカギになりそうだ。
クルマの出来は認めつつ、“ノート”という車名に抵抗感があるという一部の声も
そんな中、一部で興味深かったのが、
「高品質が良い印象のクルマだったが、やはりノートという車種名に抵抗感が拭えない」
「実際に試乗してクルマ自体は非常に良いと思った。ただ、ノートという名前にこの金額を出すのかと考えてしまった」
「ノートと聞くとどうしてもお手頃価格のコンパクトカーといったイメージが先行してしまう」
「日産はノートブランドの販売台数を稼ぎたいのだろうが、オーラは違う車種名を与えた方が良いと思う」
などの「ノート」という車名に違和感・抵抗感があるとする声たち。新型ノート オーラ自体の出来の良さは認めつつも、これまでのノートのイメージとは違う、新しいプレミアムコンパクトというイメージがマッチしていない様子。やはりネームバリューも所有感を満たしてくれる大事なポイントのようで、一部ではノートと別の車種名を求める声も見受けられた。
事実、日産側もこういった声を加味してか、宣伝などでは「日産 オーラ」とさりげなく主張している場面も。販売台数ランキングでは「ノート」としてセットで台数を稼ぎたい反面、それでいて別物として売りたいという思惑が見て取れる。
今後、こういった動きがセールスにどのように影響してくるのか気になるところ。新型ノート オーラの正式発売は2021年秋頃の予定。引き続き注目していきたい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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