日産 ノート 新型車徹底解説(1/6)
- 筆者:
日産コンパクトカーシリーズの4車種目として登場するブランニュー
日産のコンパクトカーといえばまず最初に頭に浮かぶのがマーチ、そしてマーチをベースにユーティリティ性を高めたキューブが次にくる。そして、最近、ラインナップに加わったショートワゴンのティーダもある。さらにつけ加えるなら、キューブはキューブキュービック、ティーダにはティーダラティオという派生モデルもある。これほどの車種を用意していながら、日産はさらにコンパクトモデルを投入してきた。
新しくラインナップに追加されるのはノートという名前のクルマ。日産は昨年9月の時点で2004年中に発表するすべての車種の概略をお披露目しているので、名前や形については知っている方も多いだろう。
ノートはほかのコンパクトカーシリーズと同様にマーチのプラットフォームを基本としている。じつは日産がここまでコンパクトカーを広げたのにはわけがある。ホンダはフィットを基本とするクルマが、フィットアリア、モビリオ、モビリオスパイクの4車種、トヨタにいたってはヴィッツベースのクルマがプラッツ、シエンタ、イスト、bB、ポルテ、ファンカーゴ、ウィルサイファと8車種も存在している。キューブキュービック以前にマーチとキューブだけで対抗していたのがウソのような話しで、日産という会社の規模を考えればノートの追加によって派生車を含んで6車種にする、というのは競争力を高めるうえで当たり前の方策といえる。
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