日産 ムラーノ海外試乗レポート(1/2)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:日産自動車株式会社
一足お先にポルトガルで試乗
ムラーノ―― その名前は、繊細なガラス細工の名産地であるイタリアはヴェニスにある島の名前に由来をするもの。そんなネーミングが象徴をするかのように、初代ムラーノは世界に数あるSUVカテゴリーのクルマの中でも「最もルックス・オリエテッド」と紹介の出来る1台だった。
そんな初代モデルの発表は2002年。メインマーケットの米国では同年中に発売されたものの、日本でリリースをされたのは大きく遅れた2004年の秋の事。「実は、その前年に開催の東京モーターショーに出展した際の好反応が、日本発売の決定要因となった」と日産では語る。 全幅が1.9mに迫ろうというサイズのムラーノは、そもそも日本で売る事はある面“想定外”でもあったモデルなのだ。
しかし、やはりアメリカ先行型でモデルチェンジが行われた2代目モデルは、どうやら日本での発売がすでに決定をしている模様。そんな日本仕様がデビューをする前に、すでに発売済みのアメリカ仕様を、(なぜか)ヨーロッパ最西端の地であるポルトガルまで出掛けて乗ってきた。
従来の個性的なマスクは、さらに強烈な未来型マスクへと変貌
実は今回、そうした“先行試乗”が可能となったのは、4年前にサンフランシスコで行われた第一回目に続き、日産が世界各国で販売中のモデルを一堂に集めて行った、ポルトガルでのグローバル試乗会の場に運よく新型ムラーノも持ち込まれていたためだ。
何十台もの日産車の群れの中で、まずは遠目に見る事になった新型は、なるほど今度もしっかりと「ムラーノらしい存在感」を放つ。一見でそう感じられるのは、全体的な佇まいが初代モデルから大きく変わっていないからだ。日産は初代ムラーノのスタイリングに対して、相当に強い自信を抱いているに違いない。
そうした中で、ムラーノならではの未来的なイメージが強まったのは、フロントマスク周辺のデザイン。従来型でも十分未来的だった顔付きは、さらに表情豊かになったヘッドライト・ユニットの助けも借りて、より個性的な雰囲気を見る人にアピールする。
一方、デュアリスなどとの共通イメージが漂うリアビューは、個性という点では初代モデルよりも後退した感触。ちなみに、ボディサイズは従来型と殆ど同様で、ゆえに室内空間もほぼ同じという印象だ。
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