日産 ラフェスタハイウェイスター 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正/オートックワン編集部
すっかり日産車の一員となったエクステリアデザイン
初代ラフェスタは2004年のデビューだから、もういつモデルチェンジしてもおかしくなかったわけだが、こういう展開が待っていたとは予想外だった。
マツダからプレマシーのOEM供給を受け、それを「ラフェスタハイウェイスター」として発売。一方のオリジナルのラフェスタは低価格版という位置づけで残し、「ラフェスタJOY」として継続販売される。
価格は、廉価版の「Jパッケージ」の199万1850円から、上級装備の付く「G」の4WD車の248万3250円(2WD車は226万8000円)まで。ちなみにJOYは179万3400円(2WD)~205万2750円(4WD)だ。
この背景には、日産とマツダそれぞれの事情や考えがあるのだろうが、ようするに日産としては、世界展開が見込めず販売台数の限られる同クラスのミニバンは、自社開発よりもOEMとしたほうが効率的と判断。
一方のマツダにとっても、すでにあるものの生産台数をさらに増やせるという点では大いに魅力であり、両社にとってメリットをもたらす話であったわけだ。
実車を目の前にして感じたのは、「すっかり日産車の一員になっている」というのが第一印象。ベース車はとてもマツダ色が強いので、日産としては、その特徴的な部分を薄めるとともに、日産車らしさを与える作業を行なったという感じ。
近年こうしたOEM車というのは、かつてよりも増えつつあるわけだが、その中では、見た目はけっこう大きく差別化されているほうといえるだろう。
具体的には、フロントマスクはベース車がいわゆるマツダ顔だったところ、セレナと共通性のあるものに。サイドビューは、ベース車では「NAGARE」と表現する特徴的なラインが入れられていたところ、同車ではそれを廃しつつ、エルグランドとの共通性を感じさせる処理を施した。
なお、パーツとして変更されたのは、ボンネット、フロントバンパー、前後ドアなどで、意外やヘッドライトやウインカー、フロントフェンダーは変更されていない。
リアまわりでは、バンパー形状は同じだが、ベース車では下端部がブラックのところ、同車ではフルにボディ同色とするとともに、テールゲートにメッキガーニッシュを施した。
ボディカラーについては、ベース車が全7色のところ、同車は2色少ない5色とされているが、同車には「ハイウェイスター」のイメージに相応しい専用色「スパークリングブラックマイカ」が用意されたことがちょっとうれしい。
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