影山正美選手／今井優杏の「あなたの愛車教えてください！」(1/4)

今回のゲストは影山正美選手！1987年のレースデビュー以降、数々のレースに参戦されたそのお名前はあまりにも有名。

2011年はスーパーGT300クラスに、#33 HANKOOK KTRで参戦されています。現在はレーシングドラーバーとしてのみならず、ドライビングスクール講師として、そして新車の開発にも携わっておられます。

そんな正美選手の愛車は、御自身のブランドである“SHADOW”のパーツをふんだんに搭載した、真っ赤なGT-Rでした！

まずは、GT-Rと「保障」というカタ～イ問題から・・・

―GT-Rを選んだ理由を教えて下さい。

自分が日産系のドライバーであり、その日産が誇るスーパーカーということもあり、さらに開発にも携わったということもあるから、という感じかな。

―そのGT-Rに御自身のブランドである“SHADOW”のエアロパーツを装着していらっしゃる、と。

ベースカーとしても魅力的なクルマだと思ってね。GT-R用のパーツを作り始めたのは3年くらい前からなんだけど、ちゃんと開発責任者の水野和敏さんに『エアロやっていいですか？』って聞いて。 『いいんじゃない？』というお返事ももらったしね。

―水野さん公認ですか！

いや、もちろん公認だからってメーカー保証が効くとかそういうワケではないんだけど、それも含めて自己責任で作るならいいよ、という意味でね。でもこの保証の話はよく言われることなんだけど、エンジン・ミッションがノーマルであれば、部分的に保証は残る場合もある。だからチューニングに当たってディーラーと密に連絡を取り合いながら、手を入れる箇所を話し合っていけば、保証は継承されるところもあるんだよね。

―では正美さんのGT-R、エンジンはノーマルなんですか？

いや、これはエンジンにも手を加えちゃってる。コンピューターも触っちゃってるし、ウチのは完全に保証外（笑）。でもチューニングしたいGT-Rオーナーがもしメーカー保証外になっちゃう、ということに対して躊躇しているんだったら、保証を残してチューニングすることも出来るんだよってことも言いたかったわけ。

これからは2007年に発表された当時に新車だったクルマの、メーカー保証期間が終わった中古車両が出回り始める時期だから、買いたいっていう人も多くなるだろうなと思ってね。 しかもGT-Rは中古で買ってもディーラーに持ち込んで点検して、問題がなければ保証期間が延長されたりするっていうケースもあるんだよね。 だから古いから、とか走行距離が伸びてるから、とか思わずに、一度問い合わせてみたらいいと思う。