日産 GT-R 2012年モデル 試乗レポート/桂伸一(1/3)
- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:茂呂幸正
毎年進化し続けるブランド「GT-R」
4年目を向えたGT-Rが、2012年イヤーモデルの発表/試乗会をそれまでのホームである仙台ハイランドから、舞台を同じ仙台のスポーツランド菅生に移して開催した。
20数年前、近代GT-Rとして復活したR32型GT-Rの日本でのお披露目の場が菅生であり、グループAレース車輌の開発/耐久テストも行うなど、ある意味ここもホームのひとつ。個人的には帰って来た、という印象だ。
1年毎に発表試乗会を行うこと自体、クルマ業界としては異例だが、開発トップの水野氏は「GT-Rのような特殊なクルマは、そうして1年の進化の度合を確認してもらうことや、発表会、試乗会を開くほどの価値があるのか?と自問し“GT-R開発チーム”自らにも厳しく檄を飛ばしながら造り続けなければ、このようなクルマの存続はあり得ないと、そう思っています」と語る。
GT-Rの凄さは、ポルシェのように年度毎に進化すること。それを支える要因のひとつは高品質での安定性。聞けば各パーツの精度は、欧州メーカーの4倍の要求と、驚くほど高く厳しい。その結果、製造工程で1台1台に合わせた立て付けの必要がなく、完成車として高品質だ。俗っぽくいえばバラツキがない。
確かに「他のGT-Rと印象が違う」とか、「当り、外れ」という個体差をR35に限って感じたことも口にした覚えもないのは事実だ。毎年進化し続けることで、GT-Rというブランドを確立して行くことはもちろんだが、すでに販売したモデルに対しても、バージョンアップキットを用意して、いつまでも高性能を維持しながら乗り続けられる。10年先20年先までケアする。これが匠の心だと言う。そのすべては、ユーザーの満足度のため。それはすでにブランドとして成り立っているからこそ言えることである。
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