時間の経過による味わいある自然な運転感覚。スポーツカーの普遍的なモデル、日産「フェアレディZ」試乗レポート(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
スポーツカーの代表車種“Z”
2015年は近年では珍しく、走りの楽しいスポーティーカーが話題になった。ファンの多いマツダ「ロードスター」が4代目にフルモデルチェンジされ、軽自動車のホンダ「S660」も登場。ダイハツ「コペン」はセロを加えた。限定販売ながらホンダ「シビックタイプR」も輸入され、スズキ「アルト」はターボRSに加えてワークスも投入している。高級スポーツセダンではレクサス「GS F」も加わった。
そこで改めて価値を見直したいのが日産『フェアレディZ』だ。
初代フェアレディはダットサンスポーツの北米仕様だったが、2代目は1962年に国内でも発売されてスポーツカーの需要を拡大した。1969年にはフェアレディZに発展し、以来、スポーツカーの代表車種として走り続けている。
ライバルが消えていく中、登場から7年は立派
現行型はフェアレディZでは6代目に当たり、2008年12月に発売された。
登場して7年を経れば基本設計が古いという見方もできるが、今は以前に比べると海外でもスポーツカーの需要が減っている。トヨタ「スープラ」、マツダ「RX-7」、ホンダ「S2000」といったスポーツカーが姿を消したことを考えると、ラインナップを続けていること自体が立派ともいえるだろう。
フェアレディZは2008年に登場してから、2009年、2010年、2012年と改良を受けている。2013年はNISMOの設定(これ以前はVersion NISMO)にとどまったが、2014年と2015年には一部改良を実施した。フェアレディZに限らず、モデルチェンジの周期が長い車種では、細かな改良を綿密に行うことが大切だ。
そこでフェアレディZバージョンST(6速MT/443万7720円)を改めて試乗することにした。
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