時間の経過による味わいある自然な運転感覚。スポーツカーの普遍的なモデル、日産「フェアレディZ」試乗レポート(3/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
時間が経過して味わいが出てくるクルマ
直線的に動力性能が高まるから、カーブの出口に向けてアクセルペダルを踏み込んでいく時も、意外な展開にならないために安心感が伴う。このようにフェアレディZのエンジン/操舵感/旋回性能を含めた走行安定性は、上手にバランスが取れている。小排気量のターボにトルクベクタリングを組み合わせた今流のスポーティーカーでは得られない自然な運転感覚で、おそらく長年にわたって使っても飽きにくいだろう。
とはいえアイドリングストップも付かず、JC08モード燃費が9.1~9.2km/Lというのは前時代的だ。緊急自動ブレーキを作動できる安全装備、長距離移動を快適にする車間距離の制御を可能にしたクルーズコントロールなども、そろそろ装着してもらいたい。
こういったバージョンアップを施しながら、フェアレディZは、もう少し今の状態で生産を続けるのが良いと思う。
冒頭で触れたように昨今はスポーティーモデルの登場が多く、とても楽しいが、ロードスターは1.5リッターに排気量を縮小し、シビックタイプRはターボ車になり、S660やアルトワークスは軽自動車という具合だから、何だか慌ただしい。トヨタ「86」とスバル「BRZ」はフェアレディZに似た性格を併せ持つが、機敏なハンドリングが少し演出過剰だ。
その点でフェアレディZは、国産スポーツカーのバックボーンというか、普遍的な感じを受ける。ちょっとクラシックで精彩を欠く印象のあったフェアレディZの存在感が、今になって際立ってきた。時間が経過して味わいが出てくるクルマは、貴重だと思う。
[レポート:渡辺陽一郎]
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