トヨタ、3代目プリウス用「車両接近通報装置」を発売
トヨタは、安全で安心な車社会を目指した取り組みの一環として、ハイブリッド車等の静音性に関し国土交通省が定めたガイドラインに即して、3代目プリウスに販売店で取り付け可能な「車両接近通報装置」を、全国のトヨタ車両販売店、トヨタ部品共販店を通じて8月30日より発売する。
本装置は、EV走行が可能なハイブリッド車の静音性に対応したもので、歩行者等が自動車の接近等を認知できるよう、車の発進から車速約25km/hに至るまでの速度域において、自動で発音する。通報音は、モーター音を模した音とし、車両の走行状態を想起させるとともに、騒音とならないようにも配慮した。さらに、車速の上昇に伴い周波数を高めることで、車速の変化も表している。
また、今後発売予定のハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車についても、早期に対応を行っていくとしている。
ハイブリッド車等の静音性に関する対策のガイドラインとは
ハイブリッド車や電気自動車等について、ユーザー等から、構造的に音がしなくて不安を感じるとの意見が寄せられたことを受け、2009年7月より「ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会」(日本自動車工業会の一員としてトヨタも参画)で対策を検討。同委員会の報告書を踏まえ、2010年1月に国土交通省が本ガイドラインを発行。
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