世界最大手の自動車パワートレインエンジニアリング会社AVL社の燃料電池システム向けにIHI電動ターボチャージャー(ETC)が搭載決定
~ドイツ展示会において,当社ETC搭載のAVL社 HyTruck燃料電池システムが初出展~
IHIは,世界最大手の自動車パワートレインエンジニアリング(開発,シミュレーション,テスト)会社AVL List GmbH(本社:オーストリア共和国グラーツ市,以下「AVL社」)と,燃料電池システム向け電動ターボチャージャー(Electric Turbocharger,以下「ETC」)について協業を行っていますが,このたび,同社のHyTruck(※)燃料電池システムに,IHI製ETCが正式に搭載されることが決定し,2023年,AVLが開発するデモトラック搭載予定のHyTruckシステムにも搭載されることが決定しました。IHI製ETCを搭載したHyTruck燃料電池システムは,ドイツのブレーメンで開催される「Hydrogen Technology EXPO」において,初めて出展されます。
ETCは,FCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池自動車)等に搭載される燃料電池システムにおいて,重要な要素である酸素(圧縮空気)の供給を担っています。
IHI製ETCは,空気軸受けを採用したオイルフリー構造となっており,燃料電池システムの課題であったスタックの被毒化を回避します。さらに,モーターとインバーターを一体化し,タービンアシストにより効率を向上させ,ETCの小型化・省電力化を実現し,FCシステムの小型化・高効率化に貢献します。
図1.IHI燃料電池システム向け電動ターボチャージャー(ETC)Mサイズ
IHI製ETC( Mサイズ:FCシステム出力100kW~150kW向け)は,すでに商用車および船舶用FCシステムメーカの複数社より採用に向け,評価が進められています。
IHIでは,燃料電池システムへ次世代TCの採用に向けて開発を進めており,今後も,これら水素・燃料電池関連技術を通じて,地球に貢献していきます。
(※)オーストリア政府によりサポートを受けているAVL社の開発プロジェクト名。
電力、効率、信頼性、および寿命に関する商用車の要件を満たすための主な技術を含む、頑丈な燃料電池システムを開発、組み立て,調整、検証することを目的としている。本プロジェクトのコンソーシアムには,AVL、DB Schenker(ドイツ鉄道物流関連会社),Hydrogen Europe(欧州水素・燃料電池協会)EI-JKU(Johannes Kepler大学 エネルギー研究所)、EMT、EVN AG(オーストリア電力会社)、FEN(オーストリア クリーンエネルギーシステム会社)、FPT(Fiat Powertrain Technologies)、HyCentA(Hydrogen Center Austria:水素研究所)、PBX、Rosenbauer(オーストリア 消防車メーカー)、ウィーン工科大学、VKM、および WIVA(Wasserstoffinitiative Vorzeigeregion Austria Power & Gas:水素,再生可能ガスにおける研究開発に資金を提供する協会)やウィーン工科大学、など,複数の有能なパートナーで構成されています。AVL は,プロジェクトをコーディネートするだけでなく、冷却、動作、パッケージング、燃料電池システムなど、燃料電池パワートレインの技術コンセプトの開発をリードしています。
【AVL社 会社概要】
(1)社名:AVL LIST GmbH(エイヴィエル リスト)
(2)本社:オーストリア共和国 グラーツ市(シュタイアーマルク州)
(3)代表:会長兼CEO ヘルムット・リスト(Helmut List) 氏
(4)燃料電池システム事業紹介
AVL社は,約20年前から燃料電池関連事業を進めており,自動車から定置式向けまで,多くのプロジェクトの実績があります。現在では,燃料電池技術拠点を,オーストリア,カナダ,ハンガリーなど5拠点保有,約500名の技術者が燃料電池関連事業に携わっており,更なる事業拡大を図っています。
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プレスリリース提供:PR TIMES
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