ホンダ 新型ヴェゼル、発売後1ヶ月弱で3万台を受注! 納期待ちは3ヶ月から1年とグレードにより大きく異なる状況に
ホンダは、2021年4月23日より発売を開始した新型「ヴェゼル」が、5月16日の段階でおよそ29500台を受注したと発表した。新型ヴェゼルの販売目標は月間5000台で、およそ6倍の注文が入っていることになる。人気グレードや人気色、ハイブリッド車の販売割合などを速報でお届けする。
新型ヴェゼル、ガソリン車なら3か月待ちで納車も可能! ホンダでは納期待ちの短縮について検討中
ホンダは、2021年4月23日より発売を開始したコンパクトSUV、新型「ヴェゼル」の受注状況について発表した。2代目となる新型ヴェゼルは、2021年3月11日より先行予約を開始。2ヶ月が経過した5月16日までに29500台と、3万台に迫る受注を獲得した。
ホンダ 新型ヴェゼル グレード別 納期(納車待ち)情報[2021年5月21日(金)現在]
好調な売れ行きを示すホンダ 新型ヴェゼルだが、そうなると今から注文を入れた場合の納車時期(納期)が心配になってくる。新型ヴェゼルには4つのグレードが用意されているが、ホンダに確認したところ、グレードによって納車時期が異なるという。
■納期
・「G」(ガソリン1.5リッター):2021年8月下旬~9月
・「e:HEV X」「e:HEV Z」(ハイブリッド):2021年10月下旬
・「e:HEV PLaY」(ハイブリッド):2022年5月下旬
1.5リッターガソリンモデルの「G」はおよそ3ヶ月から4か月待ち、ハイブリッドのe:HEV Xとe:HEV Zはおよそ5か月待ちとなっている(仕様やオプション設定により前後する場合がある)。
しかしe:HEV PLaYだけは想定よりも多くの受注を集めたため、1年に及ぶ納期待ちが発生している状況だ。
納期待ちの状況を踏まえ生産計画の見直しも
この状況についてホンダの関係者に聞いたところ「先代ヴェゼルは、中国など世界中で生産し、グローバルで売られるモデルだ。現状、新型ヴェゼルはまだ国内生産が立ち上がった状況で、現在海外の生産計画を立てている。これらの調整を実施中だ」とのこと。
国内向けモデルの増産も併せて計画しているとのことなので、納期の状況も少しずつ好転する可能性は高い。
ハイブリッド比率が9割以上! 新型ヴェゼルの売れ筋人気グレードや人気色をご紹介
このほか、新型ヴェゼルの売れ筋人気グレードや、ガソリン・ハイブリッド比率、人気色などについてもまとめてご紹介しよう。
■人気グレード:「e:HEV Z」(82%)
■販売比率:ガソリン車 7%/ハイブリッド車(e:HEV) 93%
■人気色:プラチナホワイト・パール 32%/プレミアムサンライトホワイト・パール 23%/クリスタルブラック・パール 19%
旧型代替需要以外にも多くのユーザーを獲得中
ホンダ広報部に、新型ヴェゼルに注文を入れたユーザー層について聞いてみたところ「先代ヴェゼルのお客様を含めたSUVユーザーはもちろんですが、それに加えミニバン・コンパクト・セダンと幅広いお客様からご支持いただいております。」とコメント。初代ヴェゼルからの代替需要に留まらず、広範囲なユーザーからの受注を集めていることが明らかになった。
なお2021年4月度における新型ヴェゼルの新車販売登録台数は3716台となっており、これが5月度にどこまで伸ばすことになるか、この先の販売状況についても気になるところだ。
[筆者:MOTA編集部]
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