この見た目でEVだと!? 博物館が旧車をレストアしたフィアット 500のEVを販売開始
フィアット 500を愛する私設の自動車博物館「チンクエチェント博物館」(愛知県名古屋市)は、眠っていた車両を提携するイタリアのカロッツェリアにてレストア(修復)し、電気自動車「フィアット 500 ev」として蘇らせ販売を開始した。価格は506万円~550万円(消費税込み)。
世界中で愛されるクラシック・フィアット 500がEVに!
チンクエチェント博物館では、1957年~1975年に製造された旧いフィアット 500(チンクエチェント・クラシケ) の展示や保護に取り組んでいるが、この程、眠っていた車両を救い出し、同博物館プロデュースのもと電気自動車「フィアット 500ev」として蘇らせた。
なお、内外装はオリジナルを活かしており、クラシケの趣も楽しめるデザインとなっている。
チンクエチェント博物館が愛するチンクエチェント・クラシケは、1957年~1975年にわたり累計367万台が製造・販売されたイタリアの大衆車である。
空冷2気筒500ccのエンジンをリアに積んだ丸みを帯びた可愛いボディも特徴で、日本ではアニメ「ルパン三世」、映画「グラン・ブルー」 に登場したことでも有名。
フィアット 500evはATでも運転OK
一般的にクラシックカーはマニュアル車のイメージがあるが、電気自動車にコンバートした「フィアット 500ev」はオートマチック限定免許でも運転が可能である。
初めてクラシックカーに乗る場合でも扱いやすく、親しみやすいモデルとなっている。
フィアット 500evの価格
・FIAT 500 ev ONE BATTERY(走行距離約40km):506万円
・FIAT 500 ev TWO BATTERY(走行距離約80km):550万円
特設サイトでその魅力を知ろう!
2020年9月17日より開設された特設サイトでは、フィアット 500evのブランドムービーをはじめ、モータージャーナリストの嶋田智之氏と、ラリードライバーであり電気自動車の開発にも携わったキャリアを持つ眞貝知志氏による対談ムービーを公開している。
さらに、嶋田氏とチンクエチェント・クラシケのオーナーが、フィアット 500evとクラシケを乗り比べた感想を語り合うムービーも公開していく。
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