トーヨータイヤ、最新AI技術を活用し開発された最新スタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ2」発表
トーヨータイヤは、乗用車用スタッドレスタイヤの新商品「OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズ ツー)」を8月1日より発売する。発売サイズは全23サイズ、価格はオープン。
AIを使った設計で氷上・ウェットブレーキ性能向上
OBSERVE GIZ2は気候変動に伴う季節要因の変化を重要視し、地球温暖化時代の日本の降雪期に求められる性能を追求。ウェット性能を高めて冬道での路面変化に対応するとともに、ゴムの経年変化による氷上での摩擦力低下を抑制、アイス路面での性能が長持ちするよう配慮されている。
タイヤのパターン設計にあたっては、CAE(Computer Aided Engineering:コンピュータ支援技術)とAIを融合したトーヨータイヤ独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」のスノー予測技術を活用し、最適な形状を設計。また、「持続性密着ゲル」を配合した新たなコンパウンド「吸着クルミゴム」を採用し、アイス路面での吸水・密着・ひっかきの効果を向上させる一方、シリカ増量により高いウェットグリップを実現している。
その結果、アイス路面でのブレーキング性能は同社従来品(OBSERVE GARIT GIZ)比で8%良化し、さらにウェット路面でのブレーキング性能は制動距離を同18%短縮した。
OBSERVE GIZ2の主な特長
密着性アップによるアイス性能の向上
新たなコンパウンド「吸着クルミゴム」を採用し、氷の表面にできるミクロ単位の水膜を瞬時に吸水するとともに、やわらかさを保ったゴムがアイス路面へしなやかに密着。
さらに、トーヨータイヤが20年以上培ってきた独自の技術である鬼クルミの殻を配合したゴムが氷をひっかき、路面をしっかり捉える。クルミの殻を配合したコンパウンドは、アイスバーンでのグリップ力を確保するために氷より硬く、アスファルトよりやわらかいのが特長で、非降雪時には道路を傷つけることがない。
CAEとAIを融合させた予測技術を活用
CAEとAIを融合したトーヨータイヤ独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」のスノー予測技術を活用し、実際の使用環境における雪質を考慮した最適なパターン形状を設計。
アイス性能をはじめとしたスタッドレスタイヤに求められる性能を発揮するために、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用している。
性能評価結果
サイズ展開
13インチ
■155/65R13 73Q
■155/70R13 75Q
■145/80R13 75Q
■155/80R13 79Q
14インチ
■155/65R14 75Q
■175/65R14 82Q
■165/70R14 81Q
■175/70R14 84Q
■185/70R14 88Q
15インチ
■185/60R15 84Q
■165/65R15 81Q
■175/65R15 84Q
■185/65R15 92Q XL
■195/65R15 91Q
16インチ
■205/55R16 91Q
■175/60R16 82Q
■205/60R16 92Q
■215/60R16 95Q
17インチ
■225/55R17 97Q
18インチ
■245/40R18 93Q
■215/45R18 89Q
■245/45R18 96Q
■245/50R18 100Q
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