あなたのHondaJetを“チューンナップ”！後付けパフォーマンスパッケージが登場

オーナーの方、いかがでしょうか？後付けパッケージでHondaJetの性能向上

ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー（Honda Aircraft Company、以下HACI）は、アメリカ・フロリダ州オーランドで開催される世界最大のビジネス航空ショー「ナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション2018」にて、小型ビジネスジェット機「HondaJet」のさらなる性能向上を可能とする「HondaJet APMGパフォーマンスパッケージ」を発表。2018年10月15日(月)より発売した。

これは、既に販売されているHondaJetに適応させることで、航続距離の向上や離陸距離の短縮などのパフォーマンスアップが可能となる商品。HACIおよび各地域のHondaJetディーラーで適応させることができる。

また、HondaJetがインドで型式証明を取得したことも併せて発表した。

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「HondaJet APMGパフォーマンスパッケージ」とは？

パフォーマンスパッケージは、通常のHondaJet購入後に、その性能をより一層向上させることを目的とし、HACI内で編成した専門グループ「HondaJet APMG」によって開発された。

機体の購入後に性能を向上させるこの商品によって、オーナーは所有しているHondaJetの利便性を高め、移動の可能性をこれまで以上に広げることが可能となる。

なお「APMG」はAdvanced Performance Modification Groupの略称となっている。

HondaJet APMGパフォーマンスパッケージ適用による主な性能の向上内容

・最大離陸重量：空気抵抗の軽減により、10,600ポンド（4,808kg）から10,700ポンド（4,854kg）へ増加

・航続距離：平均100～120ノーティカルマイル（185～222km）延長

・ペイロード(実際に搭載する旅客、貨物などの重量)：100ポンド（45kg）増加

・離陸距離：主翼、水平尾翼の空力性能改善により3,934フィート（1,199m）から3,491フィート（1,064m）へ短縮。アクセス可能な空港数が増加

・アビオニクス(飛行の為に搭載される航空電子機器)：Garmin G3000のソフトウェアがアップデート

HACI、インドでも型式証明取得 これで8カ国目

今回、HACIがインド民間航空局（Directorate General of Civil Aviation、以下DGCA）から型式証明を取得した機体は「HondaJet」と、その最新モデルの「HondaJet Elite」。インドでの型式証明取得はアジア圏で初となり、アメリカ、欧州、メキシコ、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、パナマに続いて8ヵ国目となっている。

HACIは現在中国と日本での型式証明の申請を行っており、今後も適応国は拡大される予定だ。

HACI代表 藤野道格氏 コメント

インドDGCAにおけるHondaJetの型式証明取得は、アジアでは初となり、HondaJetのさらなるグローバル展開を意味しています。

また、我々はビジネスジェット業界のパイオニアとして最先端の技術を持ってより良い製品を提供することを目指しており、今回発表したHondaJet AMPGパフォーマンスパッケージは、所有いただいている機体の利用用途拡大や安全性の向上など、HondaJetのさらなる可能性を引き出します。

ホンダ エアクラフト カンパニー（Honda Aircraft Company, LLC）概要

・設立：2006年8月

・出資形態：American Honda Motor Co., Inc. 100%出資

・代表者：藤野 道格（ふじの みちまさ）

・所在地：アメリカノースカロライナ州グリーンズボロ市

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