レクサス LC、ニュル24時間レースでクラス優勝!「絶対にあきらめない気持ち」で掴んだ勝利
トヨタレースレポート
TOYOTA GAZOO Racingは、2018年5月10日(木)~13日(日)にかけて、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催された第46回ニュルブルクリンク24時間耐久レースにレクサスLC(56号車:土屋 武士/松井 孝允/蒲生 尚弥/中山 雄一)で参戦し、SP-Proクラス1位、総合96位で完走した。
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10日(木)、11日(金)に行われた予選の結果、レクサスLCは8分34秒591を記録し、総合32位で決勝を迎えた。出走台数147台となった決勝レースは、現地時間12日(土)15時30分にスタートし、松井選手がスタートドライバーを担当。スタート直後に他車との接触があり、車両へのダメージが心配されたが、緊急ピットインするまでには至らず、ルーティーンのピットインで処置を実施。その後も、パワートレーン・ブレーキ・タイヤ・電気系等のトラブルが発生したが、そのたびにドライバー、メカニック、エンジニアが迅速かつ確実に対応し、クルマを再びコースに送り出した。
13日(日)早朝6時30分以降は、大きなトラブルなく周回を重ねていき、徐々に順位を上げていった。そして、15時30分にチェッカーフラッグが振られ、レクサスLCはSP-Proクラス優勝を果たした。
今回、本戦までの開発テストでは発生しなかった、また想定しなかった数々のトラブルにも見舞われた。しかし、ニュルの活動の目的をチーム全員が理解し、「絶対にあきらめないこと」、「1LAPでも1メートルでも長くクルマを走らせる」という思いで、トラブルのたびにクルマをコースに戻した。
TOYOTA GAZOO Racingは、この頑張りで得られた経験、知見、思いを「もっといいクルマづくり」に必ず繋げていくとしている。
友山茂樹氏のコメント/GAZOO Racing カンパニープレジデント
何度も予定外のピットインを強いられながら、何とか24時間を走り切りって完走できたことを感謝します。ドライバー、メカニック、エンジニア、サポートスタッフがそれぞれの役割を果たし、最後の最後まであきらめずにクルマを走らせようと努力した結果だと思います。この活動を支えてくださったサプライヤー企業およびパートナー企業の皆さま、応援してくださった多くのファンの方々に心から感謝します。
ここニュルブルクリンクで得られた知見や、鍛えた技術は、GRブランドの各モデルに採用されていくばかりでなく、今後トヨタ自動車が投入する市販車の数々に、必ずや活かしていきます。
トヨタの「もっといいクルマづくり」と、それを支える「人づくり(人材育成)」に終わりはありません。そのためにも、これからもニュルへの挑戦を続けていきます。
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