ランボルギーニ、新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーをジュネーブで公開…価格は3561万円
ランボルギーニは、2018年3月6日に開幕したジュネーブショー2018において、新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーを公開した。
新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーの最初のデリバリーは2018年夏以降を予定している。なお、日本での販売価格は3561万3532円(消費税抜)となる。
5.2リッターV10自然吸気エンジンを搭載
5.2リッターV10自然吸気エンジンを搭載したフルタイム4WDの新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーは、0-100km/h加速を3.1秒、200km/h加速を9.3秒で実現し、最高速度はウラカン ペルフォルマンテ クーペの325km/hに肩を並べる。
時速100kmから完全停止までに要する距離は31.5m。ペルフォルマンテ クーペ同様、スパイダーも8000rpmで640hp(470kW)の出力を発揮し、トルクは1000rpmで70%を超え、6500rpmで600Nmを実現する。乾燥重量がわずか1507kgのスパイダーのパワーウェイトレシオは2.35kg/hpで、前後重量配分は43:57となる。
デザインとエンジニアリング技術の至極のハーモニー
スーパートロフェオのレースカーやハイパフォーマンス バイクに着想を得た、むき出しになったオープンフレームの特徴を持つペルフォルマンテのデザインを受け継ぐ新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーのエクステリアデザインは、公道だけでなく、サーキットでも能力を発揮する。
アルミニウムのボディ全体に見えるカーボンファイバーは、新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーの軽量化を示し、ウラカン スパイダーに比べ35kgの重量削減を実現。
また、ランボルギーニが特許を取得し、複雑な形状が可能なフォージドコンポジットをウラカン ペルフォルマンテで導入したアクティブ エアロダイナミクス システムALA(Aerodinamica Lamborghini Attiva)の機能部品(フロントとリアのスポイラー、エンジンボンネット、リアバンパー、エアロダイナミック ディフューザー)に採用した。
ALAシステムは、高ダウンフォースや低ドラッグを必要とする場面で空力負荷を変えるほか、高速コーナリングでエアロベクタリングを発動させ、サーキットでも公道でも、状況を選ばず優れたドライビングダイナミクスを実現する。
ランボルギーニ ピアッタフォルマ イネルツィアーレ(LPI)システムは、車載エレクトロニクス システムをすべてリアルタイムで管理。クルマのセットアップとALAシステムの起動を500ミリ秒以下で行い、いかなる走行条件の下でも最良の空力設定を保証する。
ウラカン ペルフォルマンテ クーペと同様、スパイダーの特長として、サスペンションの強化、ESCの再調整、ランボルギーニ ダイナミック ステアリング(LDS)の応答性の向上、ALAシステムと連動してあらゆる状況下で最大のトラクションを実現するフルタイム4WD、ドライビングモードSTRADA、SPORT、CORSAでランボルギーニのダイナミクス関連システムの設定をカスタマイズするANIMAの改良が挙げられる。
路面と空にダイナミックにつながる、ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーのルーフ
軽量の電動油圧式ルーフは、格納の際には効率よくペルフォルマンテ スパイダーの完璧な重心を維持し、新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーのオープンカーとしてのもう一つの美しい姿をのぞかせる。
走行速度50km/hで、わずか17秒で開くことができるルーフは、リアウィンドウも電動開閉ができ、閉じた場合には風よけとして機能する。
新型ウラカン ペルフォルマンテ スパイダーは、ルーフを格納すると2つの可動フィンが折りたたみルーフの格納場所から突き出た状態になり、シートバックからリアにかけてルーフの線をつなぎ、スパイダー独自の特徴的なシルエットを描き出す。
フィン内に組み込まれたダクトにより、オープントップ走行時の風の巻き込みを抑える。さらに取り外し可能な2つのウィンドガードが横方向の空気振動を抑制し、高速でも会話を楽しめる快適なサウンドを保証する。
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