ベントレー、ラグジュアリーなオープンカーのEVコンセプトを発表
ベントレーモーターズは、ラグジュアリーセグメントの電気自動車を提案するコンセプトカー「EXP 12 スピード 6e」をジュネーブモーターショー2017で発表した。
ベントレーが新たに開発した電気自動車は、ラグジュアリーブランドに求められている品質や洗練性だけでなく性能も追求した。
湧き上がるようなトルクと航続距離の長さがベントレーの特徴だが、それだけでなく、非接触式急速充電や最新の車載式コンシェルジュサービスなどの新たな高性能技術を搭載し、日常の扱いやすさも考慮した。
サイドミラーのカメラ化でスマートなエクステリアデザインを実現
エクステリアは、ベントレーを象徴するメッシュグリルが複雑な3D形状で構成され、スモーク仕上げのアクセントとして使われている銅によって、ベントレー EXP 12 スピード 6eが電気自動車であることがわかる。なお、走行中はメッシュグリル内に「6e」のロゴが明るく白色に点灯する。
デザインは、現代建築や自然界、航空機の空力形状から着想を得た。フロントのショートオーバーハングとロングボンネット、低めのグリル、リアのワイド化によって完成したアスリートのようなたくましいエクステリアが、この車の高い潜在能力をうかがわせる。
ボンネットのツインスクープは高効率のヒートシンクとしての役割を果たし、バッテリーとパワートレインの冷却効果を高める。
サイドミラーは従来の鏡タイプではなくカメラとし、ステルス機のような造形をイメージした極めてスマートなデザインとした。
充電は非接触式の急速充電が利用できるが、リアナンバープレートの裏に隠れている充電ポートをAC電源に接続して充電することもできる。
最先端技術と美しい素材が融合した贅沢なキャビン
EXP 12 スピード 6eの贅を尽くしたキャビンは、最先端技術と美しい素材とが絶妙に溶け合い、最新技術をただ味気なく採り入れるだけでは満足しないというブランドのこだわりが感じられる。
センタートンネルは優美な曲線を持つガラス板を削り出して全体を形作り、高解像度OLEDディスプレイを包み込むようなデザインとし、ナビゲーションやエンターテイメント機能、クライメートコントロールなどを操作することができる。
ステアリングホイールには手作業で製作されたカットガラスを使用し、メディアや通信関係、ナビ ゲーション、各種車両設定などのコントロール類を配置した。
切り落としたようなデザインのステアリングホイールの上側にはボタンを2つ設置。ひとつは一瞬でパワーを増幅するためのボタンで、もうひとつは街中などで速度を制限するためのボタンとなっている。
助手席側のフロントフェイシアにも専用のコントロールパネルがあり、ソーシャルメディアやメール、エンターテイメント機能の操作が可能となっている。
ギアセレクターとベントレー Dynamic Drive用ダイヤルは上質な銅素材で縁取り、ドアのウッドパネルにも銅をはめ込むことによって、コンセプトカーの最新パワートレインが持つ電気の潜在能力をキャビン全体で表現した。
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