ペドロサ、今季初V!「こんなに速く走れると思わなかった」【MotoGP 第13戦 サンマリノGP】
9月11日、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで『MotoGP 第13戦 サンマリノGP』の決勝レースが行われ、ダニ・ペドロサ選手(Repsol Honda Team)が、今季初優勝を果たした。2位はバレンティーノ・ロッシ選手(ヤマハ)、3位にはホルヘ・ロレンソ選手(ヤマハ)が入った。
▼ホンダレースレポート
ペドロサ、15戦ぶりの優勝!
イギリスGPからの連戦となる第13戦サンマリノGPは、予選8番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサが、今季初優勝を達成した。ペドロサは、オープニングラップは6番手。それから快調にラップを刻み、5周目に5番手、7周目に4番手に浮上すると、先行するバレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソ、そしてチームメートのマルク・マルケスに続いた。
その時点で、トップを走るロッシから4番手のペドロサまでの差は約2秒だった。ペドロサは1分33秒台前半で快調にラップを刻み、14周目にマルケス、17周目にロレンソ、そして22周目にロッシをかわし、それからもペースを緩めず、最終的に3秒近いリードを築いてトップでチェッカーを受けた。
ペドロサの優勝は、2015年のマレーシアGP以来、15戦ぶり。前戦イギリスGPを終えて総合5位にランキングを落としていたが、今大会の優勝で総合4位の座を取り戻した。
■コメント
「すばらしいレースでした。こういう感覚を味わうのは久しぶりです。正直、自分でもこんなに速く走れるとは思ってもみませでした。今日のパフォーマンスには驚きました。とにかくファンタスティックなレースでした。今日は自分のレースをしようと心がけました。勝敗を分けたのはペース。一貫したペースで走り続けたることが勝因だと思うし、特にレース終盤は、前のライダーたちをパスすることができました。今シーズンは、ここまで大変だったので、個人的にとてもうれしいです。ファンや友達、家族、特にチーム、そして僕のまわりでサポートしてくれたすべての人にこの勝利を捧げます。」
マルケス、4位フィニッシュで総合1位をキープ
予選4番手から決勝に挑んだマルケスは、オープニングラップは5番手だったが、4周目で3番手に浮上した。その勢いで前を走るロッシとロレンソを追撃するも、思うようにペースを上げられず、中盤にはチームメートのペドロサにかわされて4番手へ。さらに、先行する3台との差がなかなか縮まらないことから、終盤はポジションをキープする作戦に切り替えた。
イギリスGP、サンマリノGPの2連戦で連続4位に終わったマルケス。チャンピオンシップを視野にミスのない走りに徹し、2戦連続で表彰台を逃すことになったが、5戦を残して2位に43点差で2年ぶりのタイトル獲得に向けてまた一歩前進した。
■コメント
「今日は厳しいレースでした。そして、自分にとっては厳しい一日になりました。最初の数ラップは、バレンティーノとホルヘとの遅れを取り戻そうと全力で挑み、いい走りができました。しかし、次第にフロントタイヤが消耗してきてうまく走ることができませんでした。ダニに抜かれた後、彼についていこうとしました。しかし、今日は表彰台を狙うよりはミスをしないで完走することに集中しました。我々はここまで前進してきました。今日は数ポイント失っただけで終えられましたが、レースウイークを通してよかったと思うし、そのいい状態をレースにつなげられなかったのは残念でした。次のアラゴンではがんばります。」
■コメント
「今日は、チームとともにレースウイークを通じていい仕事ができたと思います。現状ではベストを尽くしました。ただ、8ラップ前後から汗のしずくがヘルメットのバイザーにかかり、残りの周回に影響がありました。いつもより汗をかいたせいかも知れません。ミサノは、本当に難しいコースで、セッティングのせいなのか、それとも自分の乗り方とフロントタイヤが合わないのかはわかりませんが、その戦いもありました。いつものようにベストを尽くしました。レースは、いいときもそうでないときもあります。1コーナーでは、バイザーが見えにくかったこともあり、5回ほどオーバーランを喫しました。レース後、1コーナーのオーバーランでペナルティを受けましたが、データーを提供してプラスになったことはなに1つないことを証明したことで判定は覆りました。今日の結果には満足していませんが、しっかり完走することができたし、次のアラゴンにつながるレースになりました。」
ラバトは転倒で17位、ミラーはケガで決勝レースをキャンセル
ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、2周目に転倒を喫し、ピットに戻ってペダルを交換、コースに復帰して17位でフィニッシュ。
チームメートのジャック・ミラーは、第10戦オーストリアGPで痛めた右手首の状態がよくなく、決勝をキャンセルした。
■コメント
ラバト「1周目はとてもよかったのですが、その後にミスをしてしまいました。ブレーキングをミスして、フロントから転倒してしまいました。ペダルが壊れたのでピットに入りました。素早く直してくれたチームに感謝しています。その後、レースに復帰してからは、ペトルッチやブラドルのグループでいいリズムをつかみました。これから次のアラゴンに集中します。」
ミラー「ミサノはシルバーストーンに比べると体力的にかなり厳しいところです。そのため、毎日、完治していない右手が悪化していきました。マシンから降りるたびに腫れていきました。痛みはありませんが力が入りません。ここはハードブレーキングエリアが多いので、この問題を抱えたまま28周走ることは安全ではないと判断しました。今は体調を万全して戻ってくることだけを考えています。」
リザルト
(1)#26 D.ペドロサ (ホンダ)
(2)#46 V.ロッシ (ヤマハ)
(3)#99 J.ロレンソ (ヤマハ)
(4)#93 M.マルケス (ホンダ)
(5)#25 M.ビニャーレス(スズキ)
(6)#4 A.ドビジオーゾ (ドゥカティ)
(7)#51 M.ピロ(ドゥカティ)
(8)#35 C.クラッチロー (ホンダ)
(9)#44 P.エスパルガロ (ヤマハ)
(10)#19 A.バウティスタ (アプリリア)
(11)#9 D.ペトルッチ (ドゥカティ)
(12)#6 S.ブラドル (アプリリア)
(13)#8 H.バルベラ (ドゥカティ)
(14)#50 E.ラバティ (ドゥカティ)
(15)#45 S.レディング (ドゥカティ)
(16)#68 Y.エルナンデス (ドゥカティ)
(17)#53 T.ラバト (ホンダ)
(RT)#41 A.エスパルガロ (スズキ)
(RT)#12 J.フォレス (ドゥカティ)
(RT)#22 A.ロース (ヤマハ)
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