【F1オーストリアGP】バトン、3番スタートから6位でフィニッシュ!「走行する度マシンはどんどんよくなった」

2016 F1 第9戦 オーストリアGP(ホンダ)/予選
2016 F1 第9戦 オーストリアGP(ホンダ)/フリー走行

F1 第9戦 オーストリアGPの決勝レースが7月3日行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝、2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にはフェラーリのキミ・ライコネンが入った。

マクラーレンホンダ勢は、ジェンソン・バトンが6位入賞を果たしており、フェルナンド・アロンソはESバッテリーパックのシステム不具合のためリタイアに終わった。

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ホンダレースレポート

2016 F1 第9戦 オーストリアGP(ホンダ)/決勝

バトンの走りは、マクラーレンホンダのマシンが急速にペースを改善していることを、これまでで恐らく、最も納得できる形で示す結果となった。

3番グリッドのバトンは好スタートを切り、2番手に浮上。オープニングスティントでは力強い走りをみせ、9周目にピットインした際にオプションからバックアップへのタイヤ交換を行った。

ミドルスティントでは前方の複数のマシンをオーバーテイク。タイヤのパンクによってダメージを受けたセバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)のマシンを撤去するためにセーフティカーが導入された際に、再度ピットストップを行い、最後まで走りきるためにバックアップタイヤを装着した。

レース終盤には、一時は5番手という上位ポジションで走行していたものの、その後、新品のプライムタイヤを履いたダニエル・リカルド選手(レッドブル)にオーバーテイクされ、最終的には6番手に落ち着いた。

2016 F1 第9戦 オーストリアGP(ホンダ)/決勝

一方、14番手からスタートしたフェルナンド・アロンソも、第1および第2スティントでは競争力のあるレースを展開し、レース状況に応じて戦略が変わる中、トップ10圏内で走行を続けた。セーフティカーを利用して、アロンソもバトンのすぐ後ろで2回目のピットストップを実施したものの、残念ながら、レース終盤にマシンにESバッテリーパックのシステム不具合が発生し、リタイアを余儀なくされた。

ジェンソン・バトン

2016 F1 第9戦 オーストリアGP(ホンダ)/決勝

◆スタート:3番手

◆レース結果:6位

コメント:「今日のレースが難しい展開になることは分かっていました。上位のポジションからスタートしたことは、非常に役立ちました。周囲にほかのマシンがあまりいない状態でレースをすることができ、自分の走りをしやすいからです。ただ、このサーキットにはDRS(Drag Reduction System)を使用できるゾーンが2カ所あり、ライバルチームのマシンを後方にとどめることができませんでした。我々のマシンのペースはそこそこよかったものの、ほかのチームのマシンにはオーバーテイクができないと思っていた場所で追い抜かれました。それでも、我々は圧倒的な速さでウイリアムズのマシンに勝ったのです。また、レース戦略においてもすばらしい仕事をしたと思います。今日はすべてのことを最大限に生かすことができました。我々はセッションごとに改善しつつあります。走行するたびに、マシンはどんどんよくなりました。今回は週末を通して、我々はすばらしい仕事をしました。ただ、来週イギリスGPが開催されるシルバーストーンで同じポジションを期待するのは難しいでしょう。」

フェルナンド・アロンソ

2016 F1 第9戦 オーストリアGP(ホンダ)/予選

◆スタート:14番手

◆レース結果:DNF ※ESバッテリーパックのシステム不具合のためリタイア

コメント:「今週末は不運でした。今日は私にとって厳しいレースとなりました。3周目か4周目あたりからエンジンがうまく機能せず、バッテリーの不具合によってパワーを失いつつありました。ですから、レース全体を通してマシンをリタイアさせるかどうかの瀬戸際に立たされていました。ただ、我々はトップ10周辺のポジションで走行しており、ポイントを獲得するチャンスがあったため、完走を目指して走り続けました。しかしながら、結局、それは不可能でした。我々は今週末に直面した問題から学ぶ必要がありますが、同時にポジティブな点もありました。昨日の予選では、変わりやすいコンディションにおいてマシンに競争力がありました。また、今日はジェンソンがチームにとってうれしいポイントを獲得してくれました。」

リザルト

(1)#44 L.ハミルトン/メルセデス

(2)#33 M.フェルスタッペン/レッドブル

(3)#7 K.ライコネン/フェラーリ

(4)#6 N.ロズベルグ/メルセデス

(5)#3 D.リカルド/レッドブル

(6)#22 J.バトン/マクラーレン

(7)#8 R.グロージャン/ハース

(8)#55 C.サインツJr./トロロッソ

(9)#77 V.ボッタス/ウイリアムズ

(10)#94P.ウェーレイン/マノー

(11)#21 E.グティエレス/ハース

(12)#30 J.パーマー/ルノー

(13)#12 F.ナッセ/ザウバー

(14)#20 K.マグヌッセン/ルノー

(15)#9 M.エリクソン/ザウバー

(16)#88 R.ハリアント/マノー

(-)#11 S.ペレス/フォースインディア

(-)#14 F.アロンソ/マクラーレン

(-)#27 N.ヒュルケンベルグ/フォースインディア

(-)#19 F.マッサ/ウイリアムズ

(-)#5 S.ベッテル/フェラーリ

(-)#26 D.クビアト/トロロッソ

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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