トヨタ、ル・マン24時間レースでのストップ原因が明らかに
TOYOTA GAZOO Racingが参戦していたル・マン24時間レースで、優勝目前となった最終盤、トップを快走していたTS050 HYBRID #5号車を突然襲ったトラブルの原因が判明した。
トヨタの発表によると、マシンがストップした原因は、ターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合によるもので、これにより、ターボチャージャーの制御が失われたという。
不具合発生時、原因が特定されていない段階で、低下したエンジン出力を回復させるべく制御系の設定変更が試みられ、結果的には#5号車はファイナルラップを走り切ることはできた。
しかし、その対応には時間がかかり、規定されている6分以内にファイナルラップを終えることが出来なかったため、#5号車はリタイア扱いとなってしまい、悲願であったトヨタのル・マン初制覇は来年以降に持ち越しとなった。
このトラブルの真因については現在ドイツ・ケルンのトヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)にて詳細を調査中とのこと。
尚、今回の原因が、WEC第2戦スパ6時間レースでのエンジントラブルとは無関係であることは明らかとなっているという。
トヨタは今後、同様のトラブルの再発防止のため、TMGで徹底的な原因究明調査を進めている。
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