ホンダの高圧水素製造システムの発明が“独創性に富む優れた発明”に

ホンダ「スマート水素ステーション(SHS)」
ホンダ「クラリティ フューエル セル」

ホンダの技術者が、小型水素ステーション向け「差圧式電解方式による高圧水素製造システムの発明」の業績に関して、「平成28年度全国発明表彰 日本商工会議所会頭賞」を受賞すると同時に、ホンダとしても同表彰の「発明実施功績賞」を受賞した。

全国発明表彰は、公益社団法人 発明協会が日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、独創性に富む優れた発明を完成させ、実施化および指導、奨励、育成に貢献した個人または団体を称えるために開催されている。

日本商工会議所会頭賞

▼受賞者

株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 岡部 昌規氏、中沢 孝治氏、樽家 憲司氏

▼受賞業績

「差圧式電解方式による高圧水素製造システムの発明」

▼業績の概要※公益社団法人 発明協会にて発表された受賞理由を引用

本発明の差圧式電解方式による高圧水素製造システムは、燃料電池自動車に水素を充填可能とする小型高圧水素製造供給装置である。高圧水素製造技術である差圧式高圧水電解セルは、高強度多孔質体を用いた電解質膜サポート構造で35MPaのセル耐圧性を具現化した。また、高圧水素供給装置としての差圧式高圧水電解システムにより、水の電気分解だけで生成した35MPa高圧水素を燃料電池自動車へ充填可能とした。

本発明により、従来型の機械式コンプレッサーを用いた小型水素供給装置に比較して水素昇圧に必要なエネルギーロスが約4分の1に低減、システムの小型化も達成され、高効率で静寂な小型水素ステーションを製作できた。

本成果は、小型分散型の再生可能エネルギーを由来とする水素ステーションの設置を可能とした。この新規高圧水素製造技術を適用した小型水素ステーションは「スマート水素ステーション」として国内設置が進められており、水素社会の実現に向け寄与している。

発明実施功績賞

▼受賞者

本田技研工業株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 八郷 隆弘氏

▼受賞業績

「差圧式電解方式による高圧水素製造システムの発明」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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