ホンダ本社に「スマート水素ステーション」を設置 ~まずはFCVへの水素充填に活用~

スマート水素ステーション(ホンダ青山本社ビル設置)
太陽光発電による再生可能エネルギーを基にしたCO2排出ゼロの水素製造・供給システム

ホンダは、独自に開発した高圧水電解システム「Power Creator」を採用したパッケージ型「スマート水素ステーション(SHS)」を、青山本社ビルに都内の商業地域として初めて設置し、5月11日より稼働を開始した。

また、SHSでの水素製造に必要な電力をまかなうべく、新たに太陽光発電システムを導入し、燃料電池自動車(FCV)のCO2フリーでの走行を可能にした。

(写真88枚)ホンダの新型FCV「クラリティ フューエル セル」

ホンダ「クラリティ フューエル セル」
「クラリティ フューエル セル」へ水素充填

SHSは、圧縮機を使用せずに製造圧力40MPaの水素を24時間で最大1.5kg製造することができ、製造した水素は約19kg貯蔵することができる。また、主要機器を7平方メートル程度に収まるサイズでユニット化することにより、工場出荷後から短期間で設置でき、小規模な水素ステーションとして活用可能だ。

ホンダ青山本社ビルに設置したSHSは、まずは自社が保有するFCVへの水素充填に活用。また将来的には、地産地消の水素として幅広い活用を検討していくとのこと。

なおホンダとしては、今回の青山本社ビルへの設置が2015年12月の和光本社ビルに続く2ヵ所目となった。自治体では、環境省補助事業において徳島県、宮城県、埼玉県ですでにSHSが稼働しており、熊本県や神戸市においても稼働に向けた準備が進められている。

ホンダは水素社会の実現に向けて、「つくる・つかう・つながる」のコンセプトを掲げている。

「つくる」分野ではSHSによる再生可能エネルギーからの水素製造・貯蔵・充填、「つかう」分野ではFCV「クラリティ フューエル セル」によるCO2フリーでの走行、「つながる」分野では外部給電器「Power Exporter 9000」やV2H 対応DC普通充電器「ホンダ Power Manager」により、FCVからコミュニティーや家庭・施設に電力を供給することを可能にした。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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