レクサス、新型「IS」を北京ショーでワールドプレミア…日本での発売は今秋を予定
レクサスは、中国・北京で4月25日に開幕した『北京モーターショー2016』に、マイナーチェンジした新型スポーツセダン「IS」を公開した。
ISはレクサスセダンのラインナップにおいて、ユーザー層の拡大を担うスポーツセダンとして、ドライバーの意のままに操ることができる優れた操縦安定性とスポーティなデザインを特徴とし、支持を集めてきた。
今回発表された新型ISは、歴代ISが受け継いできた個性をさらに際立たせるため、エクステリアをよりアグレッシブなデザインとしたほか、内装の質感を向上させている。
また、サスペンションの熟成によるさらなるハンドリングの気持ち良さ、乗心地の質感向上により、ISならではの運転の楽しさを進化させている。さらに、予防安全パッケージLexus Safety System +を新たに採用し、レクサスのアイデンティティとも呼べる「先進性」を一層強化した。
なお、新型ISの日本での発売は、2016年秋頃を予定している。
レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルは、上下の比率を変化させ、グリル下部がより大きく広がり、両下端のブレーキダクトへ空気を導く機能性も表現した、低重心でスポーティな印象を与える造形とした。
また“F SPORT”は、3次元F字メッシュパターンにジェットブラックメタリックコーティングを施した独自のスピンドルグリルに、ブレーキダクトと関連を持たせたサイドガーニッシュを組みあわせ、スポーティなイメージの付与と空力性能向上を両立している。
リアビューは、リアコンビネーションランプの内部に大胆な造形のL字を3つ層状に重ねた奥行きのあるデザインや、エギゾーストパイプの形状変更により、スタンスの良さを強調した。
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■内装
インテリアは、機能性の向上やISが本来持つスポーティさを進化させるとともに、レクサスセダンとしての質感の高さを向上させている。
具体的には、マルチメディアディスプレイを10.3インチに拡大。ナビゲーションやオーディオの情報をより大きくより鮮明に表示するとともに、リモートタッチ側面にEnterボタンを設置し、操作性も向上。
メーターフードは、スタートスイッチを押しやすい角度に調整したほか、フードステッチの通し方を変更することで、スポーティさを演出している。また、ヒーターコントロールパネルとオーディオパネルを質感の高いヘアライン調に変更したうえで、大型化した二―パッドで両端から挟み込む構成とすることにより、車格感の向上を目指した。加えて、カップホルダーの使用性向上やアナログクロックの視認性向上など、細部に至るまで質感の高さと利便性を追求している。
“初めてのレクサス”にISを選ぶユーザーが多い!?
■IS購入者の半数以上が新規レクサスユーザー
ISは持ち味とするスポーティな走りとデザインで、レクサスラインナップのスポーツセダンとしてシェア拡大に大きく貢献してきた。米国、欧州、日本などの地域では、購入者の半数以上が新規レクサスユーザーであり、若年層を中心にレクサスユーザー層の拡大を図っていく重要モデルとなっている。
■成長する“Near Luxury市場”で確固たる地位を築く個性
“Near Luxury市場”とは、日本では聞き馴染みがないが、米国では高級車市場の一角を占める重要なカテゴリーとして存在している、いわば中型高級車の市場。ISが属するこの市場は年齢の若いユーザーが多く、性能面での評価に加えて何者にも似ていない個性が購入決定の重要な要素となるため、新型ISは従来から好評だった高い操縦安定性に加え、それを象徴するデザインのさらなる進化を目指した。
■好評だったISのエクステリアデザインが、よりアグレッシブに進化
ISの購入理由で最も多かったのが「エクステリアデザイン」であった。今回は高く評価されたデザインの進化を狙い、デザインのキーワードを“Aggressive Sports”とした。ISが本来持つ力強くスポーティなイメージを一層際立たせるため、レクサスのデザインアイコン「スピンドルグリル」を中心に構成されるスポーティな表情や、今にも走りだしそうな感覚を与えるスタイリングで、アグレッシブな進化を実現している。
■予防安全パッケージLexus Safety System +などの先進技術でドライビングをサポート
これまでもISは、ボディ剛性向上に寄与する溶接技術「レーザースクリューウェルディング」や、優れた操縦安定性を実現する車両の統合制御技術「レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム」(LDH)など、新技術を積極的に採用してきたが、今回のマイナーチェンジでは高い予防安全性能確保のため、最新の予防安全パッケージLexus Safety System +を採用し、先進性をさらに高めている。新型ISは、本来の楽しい走りに加え、さらなる安心を提供することを目指した。
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