トヨタ、IPC ワールドワイド・パラリンピック・パートナーに就任
トヨタは、国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee 以下、IPC)との間で、東京パラリンピックを含む2024年までのIPC「ワールドワイド・パラリンピック・パートナー」スポンサー契約を締結した。
東京で開かれた発表会には、IPCのフィリップ・クレイヴァン会長をはじめとするパラリンピック関係者とトヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏が出席した。
IPC「ワールドワイド・パラリンピック・パートナー(Worldwide Paralympic Partner)」スポンサーとは、パラリンピックの最高位レベルのグローバルスポンサーシッププログラムで、夏季・冬季パラリンピック大会および関連活動について、スポンサー企業がグローバルで支援を行うというもの。
今回の契約の対象期間は2016年~2024年で、2016年の権利対象国は日本のみとなるが、2017年から2024年の期間は、グローバルですべてのNPC(National Paralympic Committee)と活動する権利も含まれている。
<主な対象製品>
モビリティ Vehicles(乗用車、小型モビリティ、商用車等)
Mobility Services(ITS、テレマティクスサービス等)
Mobility Support Robots(移動支援ロボット、リハビリテーションロボット、ウェアラブルロボット等)
発表会に出席した豊田章男社長は、「私たちは『すべての人が参加できる社会を目指す』というIPCの理念に深く共感しています。その実現のためには、移動の自由が鍵を握っております。トヨタは、『移動』がチャレンジするための障がいではなく、夢を叶えるための可能性になってほしいと願っております。 また、会社が苦しい時、スポーツが私たちに希望を与え、『決してあきらめるな』と奮い立たせてくれました。スポーツは、私達の心を一つにします。トヨタは、パラリンピック・ムーブメントの一員として、『移動の自由』の実現と、『スポーツの感動』を広げる活動にチャレンジしたいと思います」と述べた。
フィリップ・クレイヴァン会長は、「IPCとトヨタは、『全ての人にモビリティを提供することでより多様な社会が生まれる』という同じ価値観と情熱を持っています。長期にわたるパートナーシップ契約を結べることを喜ばしく思います。IPCはパラリンピック競技を通じて、『すべての人が参加できる社会の実現』を目指しており、そのためにはすべての人に移動の自由があることが必要だと考えています。トヨタとのパートナーシップによって、移動の自由が実現できれば、多くの人の人生をより良いものにすることが可能になります。パラリンピックは社会の変革をもたらす最も大きなスポーツイベントとして、このムーブメントを更に社会にとって意義のあるものにしていきたいと思います」と述べた。
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