スズキ、「ミラノショー2015」にて海外向けバイクの新モデルを発表

スズキ 新型「SV650」

スズキは、11月17日~22日までイタリア・ミラノで開催されている二輪車ショー「EICMA2015(ミラノショー)」で、海外向け新モデル「SV650」を発表した。さらにコンセプトモデル「GSX-R1000」を出品した。

新型「SV650」は、既存の645cc V型2気筒(Vツイン)エンジンをベースに、新排出ガス規制「ユーロ4」(欧州仕様車)を満たしながら出力と燃費性能を高め、軽量でコンパクトな車体に搭載したロードスポーツバイク。車両の細部にわたる見直しを行い、既存エンジン搭載の「グラディウス」と比較して8kg(ABS仕様車)の軽量化を実現したスリムで軽量な車体は、Vツインエンジンの力強さを引き立てるとともに、高い操縦性に貢献。エンジン内にはピストンのスカート部にスズめっきと樹脂コートを施すことで、メカニカルロスを低減し燃焼効率を高めた。

また、発進時や低回転域においてエンジン回転数を僅かに上げることで発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上する「ローRPMアシスト」を採用。さらに、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用し、日常用途での利便性を高めた。

今後は、2016年1月よりスズキの豊川工場で生産開始、欧州・北米などで販売開始する計画。

コンセプトモデル「GSX-R1000」

コンセプトモデル「GSX-R1000」は、MotoGPで培われた技術を採用することで「GSX-R1000」をさらに進化させたコンセプトモデル。「GSX-R」シリーズの特長である、エンジンと車体が調和した「走る・曲がる・止まる」の基本設計を徹底的に見直し、高次元でバランスさせるべく開発を進めている。

新開発1000cc直列4気筒エンジンは、低中速域での出力を犠牲にすることなく高回転域での出力を高める為に、吸気VVTやスズキ二輪車初の電子スロットルなど、MotoGPレースで開発された技術を取り込んだ新機構「ブロードパワーシステム」を搭載。また車体は、新開発のフレームとスイングアームにより、強度の最適化と軽量化を図り、空気抵抗を大幅に低減する為にカウリングも新しくした。

さらに、走行条件に応じてモードを選択可能なトラクションコントロールを搭載し、サーキットでの走行において有効な電子制御としてクイックシフトシステムとローンチコントロールを装備している。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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