ホンダ、タイに四輪テストコースを建設
アジア大洋州地域初!
ホンダの研究開発子会社である本田技術研究所のタイ現地法人であるHonda R&D Asia Pacific Co., Ltd.(HRAP)は、アジア大洋州地域における商品開発活動の強化を目的として新たに四輪テストコースの建設を決定し、地鎮祭を行った。
地鎮祭には、副首相であるソムキット・チャトゥシピタック氏をはじめとするタイ政府や、在タイ日本大使館大使である佐渡島志郎氏が招かれ、ホンダからは代表取締役会長の池史彦氏、アジア・大洋州地域本部長の安部典明氏らが出席した。
新たな四輪テストコースは、タイ中央部プラチンブリ県に建設され、その80万平方メートルの敷地には、さまざまな路面条件でテストできる走行路が設置される予定だ。建設に関する投資額は17億バーツで、稼働開始は2017年を予定している。テストコースの完成後は、パワートレイン開発を除くほぼすべての車両研究活動がタイにおいて可能になるため、さらに効率の高い開発を実現する。
タイの四輪テストコースは、日本以外の地域では米国に次いで2番目、アジア大洋州地域においては初となる。なお、テストコースには二輪用テスト専用路も一部に設置するなどし、ホンダの二輪、および汎用製品のテストにも活用していくとのこと。
各コメント
▼タイ政府副首相 ソムキット・チャトゥシピタック氏
「研究開発活動は高品質で、かつ環境に優しい自動車を生み出すのに重要な役割を果たしています。今回の四輪テストコースの建設は、タイの自動車産業が輸出拠点から競争力ある開発拠点として多様化することを支援していくという、ホンダの意思の表れととらえています。」
▼ホンダ代表取締役会長 池史彦氏
「ホンダは研究開発活動に重きを置き、これまでも力を注いできました。タイに新たに四輪テストコースをつくることで、この地域のお客様にさらに魅力的でお求めやすい価格の製品を、今までもさらに早く、効率よくお届けできるよう努力していきます。」
▼アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド取締役社長 安部典明氏
「商品の競争力を高めるためには、アジア域内の調達部品やインフラの最大活用が不可欠であり、そのためには現地での研究開発の促進が大変重要です。ホンダは今後も、アジアの技術者が働くタイでの研究開発の強化を通じて、タイやアジア地域内のお客様だけでなく、世界中のお客様に満足いただける製品を作るために全力を尽くしていきます。」
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