レクサス「IS」ヤマハのパフォーマンスダンパーを採用

LEXUS IS

7月23日に発表されたレクサスのスポーツセダン「IS」(HV・AWDを除く)に、ヤマハの車両用車体制振ダンパー『パフォーマンスダンパー』が採用された。

パフォーマンスダンパーがレクサスの車両に搭載されるのは、「CT200h(Version L/C、F SPORT)」、「RX450h/350(F SPORT)」、「HS250h」、「NX300h/200t(F SPORT)」に次いで5車種目となる。

パフォーマンスダンパーは、乗用車の前後主要部に設置する車体制振ダンパーで、走行中の車体のごくわずかな変形や振動を穏やかに整え吸収するための装置である。2000年に基本概念を発案後、2004年4月に量産品として初めて採用された。以降、さまざまな車種において操縦安定性や快適性の向上に寄与している。

パフォーマンスダンパーの特徴

パフォーマンスダンパー
パフォーマンスダンパー

通常、乗用車の車体は走行に伴い1mm以下のごくわずかな変形が生じている。弾性体である金属製の車体は変形に対する減衰性が低いため、外力による変形エネルギーはほぼそのまま蓄積・放出され、固有振動数で変形を繰り返そうとする。

パフォーマンスダンパーは、車体への減衰要素の付加により、車体の変形エネルギーを吸収し熱エネルギーとして発散させるようにしている。これにより車体の過大な変形速度が抑制され、通常走行時における快適性はもちろんのこと、比較的大きな車体変形を伴う高速走行時においても高い運動性と安定性を両立させることが可能となっている。

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