トヨタ、『ル・マン24時間レース』17回目の挑戦で悲願の初勝利なるか

2015 WEC Round 3 Le Mans Preview

約25万人もの観客を集める世界3大レースの一つ、ル・マン24時間が、6月13日(土)現地時間15時(日本時間22時)にスタート。今年83回目の開催となるル・マンは公道をコースの一部として利用し、常設サーキットの一部と組み合わせた13.629kmのサルト・サーキットで、LMP1に挑戦するメーカーのワークスチームが1年に1度、勝利を目指し戦う、世界で最も古い耐久レースである。

昨年のWEC年間世界チャンピオンであるトヨタは、これまでの16回の挑戦の中で、40台のマシンがレースを戦い、最高位フィニッシュは4度の2位となっており、未だ優勝経験がない。悲願のル・マン初勝利となるか注目が集まる。

ル・マン仕様の空力に特化してデザインされたTS040 HYBRIDは、空気抵抗の低減と最高速を最適化。サーキットでの最高速度は時速330kmを超える。シリーズの今季開幕2戦の仕様と比較すると、ル・マン24時間仕様のマシンは、リアウィング、エンジンカバー及びフロント周りのボディワークが変更されている。

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昨年予選でポール獲得の中嶋一貴もケガから復帰し参戦決定!

トヨタは2台のTS040 HYBRIDで挑む。 #1号車のドライバーは、世界チャンピオンであるアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミに、中嶋一貴が加わった3人。中嶋は昨年のル・マン24時間レースの予選で最速タイムを記録し、ポールポジションを獲得している。

◎関連記事:トヨタ、ルマン初制覇に向け中嶋一貴が大仕事!-日本人初ポールポジション獲得-

中嶋は5月初めに行われた第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの練習走行のクラッシュにより背中を痛めたが、著しい回復を果たした。5月31日に行われたル・マンのテストデーに参加し、充分レースに耐えうる体調であることが確認され、自身4度目となるル・マン24時間レースに出走することが決まった。

#2号車は、ル・マン24時間で2勝を挙げているアレックス・ブルツと3度のポールポジション経験者であるステファン・サラザンにマイク・コンウェイを加えた3人。コンウェイは2度目のル・マン24時間挑戦であり、LMP1カーでは初参戦となる。

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ル・マン24時間レース参戦30年目

今年は、トヨタがワークスチームとしてル・マン24時間に参戦して30年目の記念すべき年となる。30年前、初めてトヨタワークスがル・マンに挑戦したとき、その中の1台をドライブしていたのは中嶋悟。中嶋一貴の実父であり実に感慨深い。

2015年のル・マン24時間レースは、トヨタにとって17回目の挑戦。これまでの16回の挑戦の中で、40台の車両がレースを戦い、最高位フィニッシュは4度の2位(1992年、1994年、1999年、2013年)。この中には、元F1チャンピオンのアラン・ジョーンズ、F1優勝経験者のエディー・アーバインや3度のル・マン勝者であるアラン・マクニッシュもトヨタ・ドライバーとして含まれている。

昨年のル・マン24時間レースでは、ブルツとサラザン、中嶋がドライブした#7号車は、ポールポジションからレース前半をリードしたが、電装系のトラブルに見舞われリタイア。デビッドソン、ブエミ、ラピエールの#8号車はアクシデントに見舞われながらも追い上げ、3位でフィニッシュした。

トヨタにとっては厳しいスタートとなったWECの2015年シーズンだが、今季初勝利を目指し、チームはル・マン24時間レースへと挑む。激しさを増すLMP1カテゴリーは、タフな戦いになることが予想される。

2015 WEC Round 3 Le Mans Preview

6月10日より公式練習がスタート

ル・マン24時間という大イベントは、本当の耐久レースとしてのチャレンジとなり、トータルで35時間にもわたって走行することになる。そのスタートは、6月10日(水)16時(日本時間23時)から4時間の公式練習走行を行い、その後、22時(同翌5時)から予選開始。

翌11日(木)にも、2回にわたり2時間ずつの予選セッション(19時と22時:同翌2時と5時)が行われる。決勝のスターティンググリッドはこれら3回の予選セッションの中での最速タイムで決定される。

ル・マン24時間伝統のドライバーズパレードは、12日(金)の午後にル・マン市内で行われ、ファンにとってドライバーと近くで触れ合える貴重な機会だ。そして、13日(土)9時(同16時)からのウォームアップ走行に続き、現地時間15時(同22時)より、24時間レースのスタートが切られる。

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